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本機の内部メモリーには、パフォーマンス、ライブセット、ソングなどが保存されます。
ここでは、内部メモリーと外部機器とのデータの流れについて説明します。

(画像をクリックまたはタップすると拡大表示されます。)

プリセットのパフォーマンスやアルペジオ、オーディションフレーズなどが保存されています。
読み出し専用メモリーのため、データの書き換えはできません。

エディットバッファーとは、パフォーマンスやライブセット、ソングなどをエディット(編集)するための作業用メモリーエリアです。
データの読み出しと書き込みの両方ができるメモリーですが、電源を切るとメモリー上のデータは消去されます。
エディットしたデータは、パフォーマンスを切り替えたり電源を切ったりする前に、ユーザーメモリーに保存する必要があります。
(パフォーマンス、モーションシーケンス以外のデータは自動保存されます。)

ユーザーメモリーにはユーザー領域とライブラリー領域があります。

ユーザー領域には、ストアしたパフォーマンスやモーションシーケンス、本機全体の設定となるユーティリティー設定などのエディットバッファーでエディットしたユーザーデータが保存されています。
ユーザーパフォーマンスをエディットした場合は、別パフォーマンスとして新規にストアするか、上書きストアするかを選択できます。

ライブラリー領域には、USBフラッシュメモリーからライブラリーファイル(拡張子.Y2L)を24個までロードできます。ライブラリー領域を直接エディットすることはできませんが、ライブラリー領域のパフォーマンスを選択、あるいはモーションシーケンスをロードすることによって、エディットバッファーに読み込むことができます。ただし、保存(ストア)する先はユーザー領域になります。

ユーザーメモリーはデータの読み出しと書き込みの両方ができ、電源を切ってもメモリー上のデータは保持されます。

リコールバッファーとコンペアバッファーは、エディット中の設定が一時的に保存される領域です。

リコールバッファーは、エディットバッファーのバックアップ用メモリーとして使われます。
エディット中の設定をストアせずに、別のパフォーマンスを選んでしまったような場合にリコール機能を使うことで、リコールバッファー内に一時的に保存されていた設定をエディットバッファー内に呼び戻せます。

コンペアバッファーは、エディット前の設定を保持しておくための領域です。コンペア機能を使うことで、コンペアバッファー内に一時的に保存されていた設定を呼び戻して、エディットによってどう音が変わったかを聞き比べることができます。

これらのバッファーでは、データの読み出しと書き込みの両方ができますが、電源を切るとデータが消去されます。