市販のUSBケーブルやMIDIケーブルを使って、外部MIDI機器と接続できます。
本機から外部MIDI機器をコントロールしたり、外部MIDIキーボードやシーケンサーから本機の音源部を鳴らしたりできます。
MIDI接続で本機の音を鳴らすためには、本機のMIDI受信チャンネルと外部MIDIキーボードのMIDI送信チャンネルを合わせる必要があります。
本機のMIDI受信チャンネルは、キーボードコントロールがオンのパートはMIDI I/O Ch.、キーボードコントロールがオフのパートはTx/Rx Ch.です。また、Part ModeがExternalのパートは外部MIDIを受信しません。
外部MIDIキーボードのMIDI送信チャンネルについては、外部MIDIキーボードの取扱説明書で確認してください。
また、本機音源部の音と外部音源の音とを鳴らし分けたい場合は、ゾーン機能を使います。
外部音源の音だけを出したい場合は、本機のボリュームを下げるか、[UTILITY] → Settings → MIDI I/OでMIDI設定画面を開き、Local Controlをオフに設定します。
外部MIDI音源の受信チャンネルの設定方法については、外部MIDI音源の取扱説明書で確認してください。
本機のMIDI送信チャンネルは、Part ModeがExternalのパートが存在する場合としない場合で異なります。
Part ModeがExternalのパートが存在しない場合は、選択パートがCommonまたはキーボードコントロールがオンのパートのときはMIDI I/O Ch.、キーボードコントロールがオフのパートのときはTx/Rx Ch.です。
Part ModeがExternalのパートが存在する場合は、選択パートがCommonまたはキーボードコントロールがオンのパートのときはPart ModeがExternalかつキーボードコントロールがオンのすべてのパートのTx Ch.、キーボードコントロールがオフのパートでPart ModeがExternalであればそのパートのTx Ch.です。Part ModeがInternalのパートはMIDI送信しません。
外部MIDI機器の接続にはUSB TO DEVICE端子とMIDI端子が使えます。
USB TO DEVICE端子にUSB MIDIキーボードなどを接続すると、接続したUSB MIDIキーボードの機能に応じて、本機に装備されている鍵盤と同じように扱えます。
USB TO DEVICE端子の定格は、最大5V/500mAです。定格を超えるUSB機器は故障の原因になるため、接続しないでください。
USBケーブルはABタイプで、3メートル未満のものをご使用ください。
USBクラスコンプライアント対応のMIDI機器
USB MIDIキーボードなど
動作確認済みのヤマハMIDI機器
CP1、CP4 STAGE、CP40 STAGE、CP88、CP73、MODX、MODX+、MONTAGE、MOTIF XF、MOXF、MX、reface、YC88、YC73、YC61
本機に装備されている鍵盤に近い扱いとするため、USB TO DEVICE端子で接続した機器とのMIDI通信では特別な動作をします。
- MIDI通信は一方向だけ(外部MIDI機器から送信し、本機で受信する)
- MIDI IN/OUT、MIDI I/O Ch.の設定に関係なく、すべてのMIDI情報が受信される
- キーボードコントロールがオンのパート群については、 対応するすべてのチャンネルの情報が共有される
(たとえば、パート1~3のキーボードコントロールがオンのときは、チャンネル1~3のどれで受信しても、パート1~3すべてに情報が届く) - キーボードコントロールがオフのパートは、各パートに対応するチャンネルの情報だけを受信する
MIDI端子を使うには、MIDIケーブルで外部MIDI機器を接続してから、[UTILITY] → Settings → MIDI I/O → MIDI IN/OUTをMIDIに設定します。