機器を設定する

Yamaha LAN Monitorではヤマハスイッチ、ヤマハ無線LANアクセスポイントの一部の機能を設定することができます。
機器を設定する方法として、以下の3種類の方法があります。

設定方法 説明

「機器設定」ダイアログ

IPアドレスや機器名といった基本的な項目を設定することができます。
Web GUI非搭載機種では、詳細な設定ダイアログが表示されます。

Web GUI

機器のWeb GUIを使用することで、各機能の詳細な設定が可能です。
機器のWeb GUIにアクセスするためには、「機器設定」ダイアログでIPアドレスを適切に設定し、Yamaha LAN Monitorを実行するPCと操作対象機器との間でIP通信の疎通性が確保されている必要があります。

CONFIGのインポート

バックアップしておいたCONFIGや予め用意しておいたCONFIGをインポートすることで、各機能の設定を一度に適用させることができます。

1. 「機器設定」ダイアログ

「機器設定」ダイアログは以下の2つの方法で表示させることができます。
どちらの方法で表示した場合も、同じダイアログが表示されます。

  • マップ画面 - 「機器詳細」ビュー - 「機器設定」ボタン

  • リスト画面 - 「L2MSエージェント一覧」タブ - 「設定」ボタン

ダイアログに表示される設定項目は機種ごとに異なります。

1.1. SWX2110/SWX2110Pシリーズ以外のヤマハスイッチ、ヤマハ無線LANアクセスポイント

ラベル設定、機器名の設定、IPアドレス設定等の基本的な項目を設定することができます。
機器が対応している項目のみ表示されます。

setup display

[スナップショットに含める]チェックボックス

機器ごとにスナップショット機能のオン / オフを設定します。エージェントではオン固定になります。
この項目はすべての機器で表示されます。

「ラベル設定」

機器個体を識別するためにラベルやコメントを入力できます。
設定したラベルやコメントはLAN Monitor内でのみ使用される情報となるため、機器本体の設定を変更することなく機器と情報を紐づけることができます。
この項目はすべての機器で表示されます。

「機器名の設定」

[設定]ボタンをクリックすると、「機器名の設定」ダイアログを表示します。
「機器名の設定」で設定した機器名は機器本体に保存されます。

「IPアドレス設定」

[設定]ボタンをクリックすると、「IPアドレス設定」ダイアログを表示します。

[PCからのファームウェア更新]ボタン

[PCからのファームウェア更新]ボタンをクリックすると、「PCからのファームウェア更新」ダイアログを表示します。

「CONFIGのインポート/エクスポート」

[インポート]ボタンをクリックすると、「CONFIGのインポート」ダイアログを表示します。
[エクスポート]ボタンをクリックすると、「CONFIGのエクスポート」ダイアログを表示します。

[Close]ボタン

クリックすると、「機器設定」ダイアログを閉じます。
この項目はすべての機器で表示されます。

エージェント機器の各機能への対応状況は、下記のURLをご覧ください。
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/swctl/l2ms_gui_comparison.html#FUNCTION_LIST2
また、一部の項目についてはファームウェアリビジョンの取得が完了するまで表示されません。表示されない項目がある場合は、少し時間を空けてから再度「機器設定」ダイアログを開いてください。

1.2. SWX2110/SWX2110Pシリーズのヤマハスイッチ

設定の表示 / 変更が行なえます。
ダイアログ上部のタブで表示する情報を切り替えます。

  • [スイッチの設定]タブ:ヤマハスイッチの表示 / 設定を行ないます。

  • [ポートの設定]タブ:各ポートの基本機能 / VLANなどの設定を行ないます。

setup display 3

スイッチの設定

スイッチの名称

機器名称を変更します。
[設定]ボタンをクリックすると、「スイッチの名称」ダイアログを表示します。

ラベル

機器個体を識別するラベルを入力できます。
[設定]ボタンをクリックすると、「ラベル」ダイアログを表示します。

コメント

コメントを入力できます。
[設定]ボタンをクリックすると、「コメント」ダイアログを表示します。

スナップショット

変更できません。「On」固定になります。

LEDモード

LEDモードの設定を行なえます。
[設定]ボタンをクリックすると、「LEDモード」ダイアログを表示します。

EEE

EEEの設定を行なえます。
[設定]ボタンをクリックすると、「EEE」ダイアログを表示します。

フロー制御

フロー制御の設定を行なえます。
[設定]ボタンをクリックすると、「フロー制御」ダイアログを表示します。

ループ検出機能

スイッチのループ検出時の動作設定を行なえます。
[設定]ボタンをクリックすると、「ループ検出機能」ダイアログを表示します。

ポートミラーリング機能

スイッチのポートミラーリング機能の設定を行なえます。
[設定]ボタンをクリックすると、「ポートミラーリング機能」ダイアログを表示します。

QoS

QoSの設定を行なえます。
[設定]ボタンをクリックすると、「QoS」ダイアログを表示します。

IGMPスヌーピング

IGMPスヌーピングの設定を行なえます。
[設定]ボタンをクリックすると、「IGMPスヌーピング」ダイアログを表示します。

フレームカウンターのリセット

フレームカウンターをリセットします。
[実行]ボタンをクリックすると、「フレームカウンタのリセット」確認メッセージが表示されます。

ファームウェア更新

スイッチのファームウェアを更新します。
[実行]ボタンをクリックすると、「ファームウェア更新」ダイアログを表示します。

CONFIGのエクスポート

スイッチのCONFIGをエクスポートします。
[実行]ボタンをクリックすると、「CONFIGのエクスポート」ダイアログを表示します。

CONFIGのインポート

スイッチのCONFIGをインポートします。
[実行]ボタンをクリックすると、「CONFIGのインポート」ダイアログを表示します。

再起動

スイッチを再起動します。
[実行]ボタンをクリックすると、「再起動」確認メッセージが表示されます。

工場出荷時の状態に戻す

スイッチを工場出荷時の状態に戻します。
[実行]ボタンをクリックすると、「工場出荷時の状態に戻す」確認メッセージが表示されます。

ポートの設定

[ポートの設定]タブをクリックした後、任意のポート番号をクリックすると、下表の設定項目が表示されます。

基本機能

ポートの基本的な動作設定を行なえます。
[設定]ボタンをクリックすると、「基本機能」ダイアログを表示します。

タグVLAN

タグVLANの設定を行なえます。
triangle icon をクリックすると[設定]ボタンが表示されます。
[設定]ボタンをクリックすると、「タグVLAN」ダイアログを表示します。

PoE給電

PoE給電の設定を行なえます。
SWX2110P-8Gのみ表示されます。
[設定]ボタンをクリックすると、「PoE給電」ダイアログを表示します。

2. Web GUI

ヤマハスイッチやヤマハ無線LANアクセスポイントが機器内部に設定用のWebページを持っている場合、それをブラウザーで表示して、機器の基本的な設定や管理を行なえます。このWebページのことをWeb GUIと呼びます。
Web GUIの推奨ブラウザーは、下記のURLをご覧ください。
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/FAQ/gui/browser.html

  • Yamaha LAN Monitor上で、パソコンのIPアドレスと対象機器のIPアドレスが正しく表示されるまで待ってからアクセスしてください。

  • Webブラウザーの「戻る」、「進む」ボタンは使用しないでください。各ページでまれにレイアウトが崩れて表示されることがあります。この場合は、再度そのページにアクセスし直してください。

2.1. Web GUIへログインする

Web GUIを利用するには、以下の手順で操作します。

  1. 「機器詳細」ビューにあるWeb GUIボタンをクリックします。
    パスワードを入力するためのダイアログが表示されます。

    web gui access

  2. [ユーザー名]と[パスワード]を入力します。
    工場出荷時のユーザー名とパスワードは、各機器の取扱説明書を参照してください。

  3. [OK]または[ログイン]ボタンをクリックします。
    現在ツリーで選択している機器のWeb GUI画面が既定のブラウザーで表示されます。

    Web GUIが表示されないときは、ヤマハスイッチやヤマハ無線LANアクセスポイントとパソコンのIPアドレスやサブネットの設定が合っていないことが考えられます。IPアドレスとサブネットの設定をご確認ください。

2.2. Web GUIのヘルプについて

Web GUIの各設定画面の設定項目について、詳しい説明が記載されています。
ヘルプページを表示するには、Web GUI画面の「ヘルプ」ボタンをクリックしてください。