Filter

FBS 7

FBS 7は、自動検出機能の付いたノッチフィルター型ハウリングキャンセラーです。このプラグインにはFIXEDとDYNAMICの二つのモードがあり、各々に7バンドのフィルターとハウリングの自動検出機能が備わっています。FIXEDモードは、本番前にハウリングポイントを検出してハウリングに対するマージンを稼ぐモードです。DYNAMICモードは、本番中に生じたハウリングをその場で対応するモードです。この二つのモードを組み合わせて使用することで、ハウリングを効果的に抑制することができます。またRTA表示やフィルターグラフを使用するとハウリングの状況を簡単に確認できます。

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① Fixed On Button

Fixedモードの測定結果を有効にするか無効にするかを切り替えます。

② Fixed Detect Button

測定を実行するか停止するかを切り替えます。測定は自動で終了しません。また測定中はDynamic によるフィルターは無効となります。測定中はフィルタの編集ができません。測定の仕方については「Fixed 方式のFBS 測定をする」を参照してください。

③ Fixed Detect Display

Fixedモードでフィードバックを推定中のとき点灯します。

④ Fixed All Clear Button

Fixedモードの全てのフィルターの設定をクリアします。

⑤ Fixed Filter State Display

Fixedモードの各フィルタの状態を表します。
Free(灰色): 該当フィルターが使用されていません。
Bypass(暗い黄色): 該当フィルターが使用中でBypassが設定されています。
Active(黄色): 該当フィルターが使用中かつ有効です。

⑥ Dynamic On Button

Dynamic 機能を有効にするか無効にするかを切り替えます。オンにするとFixedモードが推定中でなければFBSの動作を開始します。

⑦ Dynamic Detect Display

Dynamicモードでフィードバックを推定中のとき点灯します。

⑧ Dynamic All Clear

Dynamicモードの全てのフィルターの設定をクリアします。

⑨ Dynamic Filter State Display

Dynamicモードの各フィルタの状態を表します。
Free(灰色): 該当フィルターは使用していません。
On(紫色): 該当フィルターが使用中。

⑩ Dynamic Filter Frequency Display

マウスをフィルター番号の上に置いたときの検出周波数を示します。

⑪ Filter Sel Button

フィルターを選択します。

⑫ 選択フィルタ番号表示

選択しているフィルタの番号を表示します。

⑬ Clear Button

選択したフィルターの設定をクリアします。

⑭ Bypass Button

選択したフィルターのバイパスを有効にするか無効にするかを設定します。

⑮ Frequency Slider

選択したフィルターの中心周波数を設定します。

⑯ Gain Slider

選択したフィルターのゲインを設定します。

⑰ Q Slider

選択したフィルターのQを設定します。

⑱ Global Button

Globalの設定画面を表示するか各フィルターの編集画面を表示するかを切り替えます。

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⑲ Global値表示

Global QとGlobal Gainが1.0や0.0以外の値であるときにパラメータの値を表示します。編集はできません。

⑳ Global Gain Offset Slider

Fixedのフィルター全てに適用される Global Gain を設定します。各フィルターに実際に適用されるGain値は、各フィルターに設定されたGainをGlobal Gainに加算したものになります。

㉑ Global Relative Q Slider

Fixedのフィルター全てに適用されるGlobal Qを設定します。各フィルターに実際に適用されるQの値は、各フィルターで設定されたQに対してGlobal Qを乗じた値が適用されます。(Global Qが1.5の場合、Qが20.0に設定されたフィルタのQの実際の値は30.0)

㉒ Graph Button

出力信号の周波数特性を表示するかしないかを切り替えます。