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本書について
本製品は、商業空間などで、音声やBGMの拡声に使用する固定設備用スピーカーシステムです。
この取扱説明書では、本製品を施工する方に安全に設置いただくための設置方法や仕様を説明しています。
安全に設置いただくためのご注意は製品に同梱されております「施工説明書」に記載しています。設置の前に必ずお読みください。
警告表示の意味
この取扱説明書では、次のような表示をしています。
表示の内容を理解してから本文をお読みください。
- 警告
- 「死亡する可能性または重傷を負う可能性が想定される」内容です。
- 注意
- 「傷害を負う可能性が想定される」内容です。
注意喚起を示す記号
- 注記
- 「物的損害が発生する可能性が想定される」内容です。
- NOTE
- 「知っておくと製品をより活用できる」内容です。
- この取扱説明書に掲載されているイラストは、すべて設置説明のためのものです。
- 本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商標です。
- サイトに接続(アクセス)する際には、通信料が発生する場合があります。
- ネットワークや通信環境により、ご利用いただけない場合があります。
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Manual Development Group
© 2018 Yamaha Corporation
2018年7月 発行 CR-B0
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- スピーカーの取り付け
- 事前準備
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- スピーカーの取り付け
- 付属金具による取り付け
付属金具による取り付け
付属のブラケットを使って、壁にスピーカーを取り付けます。
取り付ける場所にスピーカーの重さに耐えられる十分な強度があることを確認してから、取り付けを行なってください。
石膏ボードなどには取り付けないでください。
- 注記
- スピーカーの取り付けは、アンプの電源を切ってから作業してください。
- 注意
- 横向きでスピーカーを取り付けないでください。落下のおそれがあります。
- NOTE
- このスピーカーはアクリル系ラッカー塗料で塗装できます。詳しくは「塗装する」をご参照ください。
ブラケットベースを壁に取り付ける
- 型紙を壁にあてて、ネジやケーブルを出す穴の位置を決めます。
- 壁にケーブル用の穴を開け、開けた穴から アンプからのケーブルを引き出します。
- 壁にブラケットベースを取り付けます。ブラケットベースの幅が狭い方を下(床方向)にしてください。
ブラケットベースの穴径はφ5.3mmです。
マウンティングブラケットと安全ワイヤーをスピーカーに取り付ける
- マウンティングブラケットを、付属のネジを使ってスピーカーに取り付けます。
マウンティングブラケットは上下ともに3つ目の穴位置に取り付けてください(下図参照/VXL1-8のみ1か所)。
安全ワイヤーは一番上の穴位置に取り付けます。- 注意
- 付属の安全ワイヤーをご使用ください。
- 付属の安全ワイヤーで長さが足りない場合は、スピーカーの重さや設置状況を考慮して適切な長さと強度のものをご用意ください。
指向性を設定する(VXL1-24、VXL1-16 のみ)
- スピーカー背面にある垂直指向性切替スイッチを、マイナスドライバーを使って設定します。
このとき、下方向のカバーエリアを広げたい場合は、WIDEに設定してください。
結線をする
- スピーカー本体のユーロブロックプラグを取り外します。
- NOTE
- スピーカー端子は上下に2つありますが、同じものです(内部で並列接続)。どちらを使用いただいても問題ありません。
- ユーロブロックプラグの端子ネジをマイナスドライバーでゆるめたあと、結線部にケーブルを差し込み、端子のネジをしっかりと締め付けます。
ケーブルを引っ張って抜けないことを確認してください。- NOTE
- 屋外設置の場合は、ケーブルを付属の端子カバーに先に通してから結線部に差し込んでください。
- NOTE
- マイナスドライバーはブレード幅が3mm以下のものを使用してください。
- 安全ワイヤーを壁に取り付けます。
- 注意
- 安全ワイヤーはスピーカーよりも高い位置にたるみが出ないように取り付けてください。
- 結線したユーロブロックプラグを本体のソケットに戻します。
屋外設置の場合は、付属の端子カバーを取り付けます。
スピーカー本体を壁に取り付ける
ブラケットベースにマウンティングブラケットがかみ合うように上からはめ込みます。奥まで確実にはめ込んでください。
- 注記
- スピーカー本体の真ん中を持って取り付けてください。
- (VXL1-24、VXL1-16 のみ)マウンティングベースとマウンティングブラケットが、必ず上下2 か所にはめ込まれていることを確認してください。
取り外す場合は、左方向に軽く押しながら、スピーカーを持ち上げてください。
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- スピーカーの取り付け
- 壁取り付け金具による取り付け(WMB-L1)
壁取り付け金具による取り付け(WMB-L1)
- 注意
- 壁取り付け金具WMB-L1はスピーカーシステムVXL1 シリーズ以外のものに取り付けないでください。
- VCB-L1でスピーカーを垂直連結する場合は、必ずVCSB-L1を使用してください。
垂直連結補助金具VCSB-L1を共に使用する場合は、「垂直連結による取り付け(VCB-L1+WMB-L1+VCSB-L1)」をご参照ください。
ブラケットベースを壁に取り付ける
- あらかじめ取り付けられているネジをブラケットから外します。
- 型紙を壁にあてて、ブラケットベースを取り付ける穴の位置を決めます。
- 壁にブラケットベースを取り付けます。ブラケットベースの穴径はφ12mmです。
マウンティングブラケットと安全ワイヤーをスピーカーに取り付ける
- マウンティングブラケットを、付属のネジを使ってスピーカーに取り付けます。
- 安全ワイヤーを取り付けます。マウンティングブラケットと安全ワイヤーの取り付け位置は下図をご参照ください。
結線をする
- スピーカー本体のユーロブロックプラグを取り外します。
- ユーロブロックプラグの端子ネジをマイナスドライバーでゆるめたあと、結線部にケーブルを差し込み、端子のネジをしっかりと締め付けます。
ケーブルを引っ張って抜けないことを確認してください。- NOTE
- 屋外設置の場合は、ケーブルを付属の端子カバーに先に通してから結線部に差し込んでください。
- NOTE
- マイナスドライバーはブレード幅が3mm以下のものを使用してください。
- 安全ワイヤーを壁に取り付けます。
- 注意
- 安全ワイヤーはスピーカーよりも高い位置にたるみが出ないように取り付けてください。
- 結線したユーロブロックプラグを本体のソケットに戻します。
スピーカー本体を壁に取り付ける
- ブラケットベースにマウンティングブラケットがかみ合うように上からはめ込みます。
- 取り外した角度調整ボルトを使ってスピーカーを仮固定します。
- 縦方向の振り角度を設定します。2本のボルトを付属の六角レンチで締めて固定します(締め付けトルクの目安、上6.0N·m、下2.0N·m)。
- NOTE
- ブラケットベースに刻印されているガイドは2°ごとの位置となります。
- 横の振り角度を合わせて、ブラケットベースのネジを締めます(締め付けトルクの目安12.0N·m)。
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- スピーカーの取り付け
- 垂直連結による取り付け(VCB-L1+WMB-L1+VCSB-L1)
垂直連結による取り付け(VCB-L1+WMB-L1+VCSB-L1)
- 注意
- 垂直連結補助金具VCSB-L1はスピーカーシステム VXL1シリーズ以外のものに取り付けないでください。
- VCB-L1でスピーカーを垂直連結し、WMB-L1で設置する場合は、必ずVCSB-L1を使用してください。
- NOTE
- ブラケットベースを壁に取り付けるためのネジは、壁の材質、構造に合わせてご用意ください。
垂直連結金具(VCB-L1)をスピーカーに取り付ける
- 付属のネジを使って垂直連結金具をスピーカーに取り付けます。
連結したスピーカー本体の結線をする
- スピーカー本体のユーロブロックプラグを取り外します。
- NOTE
- スピーカー端子は上下に2つありますが、同じものです(内部で並列接続)。どちらを使用いただいても問題ありません。
- ユーロブロックプラグの端子ネジをマイナスドライバーでゆるめたあと、結線部にケーブルを差し込み、端子のネジをしっかりと締め付けます。
ケーブルを引っ張って抜けないことを確認してください。- NOTE
- 屋外設置の場合は、ケーブルを付属の端子カバーに先に通してから結線部に差し込んでください。
- NOTE
- マイナスドライバーはブレード幅が3mm以下のものを使用してください。
- 連結したスピーカーのスピーカー端子どうしを接続します。
ブラケットベースを壁に取り付ける
- 型紙を壁にあてて、ブラケットベースを取り付ける穴の位置を決めます。
VCSB-L1のブラケットベースの上の長穴からWMB-L1のブラケットベースの上の穴までの距離は図のとおりです。 - 壁にVCSB-L1のブラケットベースを取り付けます。長穴は12 × 17mmです。
- 壁にWMB-L1のブラケットベースを取り付けます。ブラケットベースの穴径はφ12mmです。
マウンティングブラケットと安全ワイヤーをスピーカーに取り付ける
- あらかじめ取り付けられているネジをブラケットから外します。
- 付属の安全ワイヤーをスピーカーに取り付けます。
- VCSB-L1のマウンティングブラケットを付属のネジを使って、スピーカーの上から2つ目の穴位置に取り付けます。
- WMB-L1のマウンティングブラケットを、スピーカー本体の下から4つ目、5つ目の穴位置に取り付けます。
スピーカー本体とアンプを結線する
- 安全ワイヤーを壁に取り付けます。
- 注意
- 安全ワイヤーはスピーカーよりも高い位置にたるみが出ないように取り付けてください。
- アンプからのケーブルをスピーカー本体のスピーカー端子につなぎます。
スピーカー本体を壁に取り付ける
- WMB-L1のブラケットベースにマウンティングブラケットがかみ合うように上からはめ込みます。
- VCSB-L1のブラケットベースにマウンティングブラケットを合わせて、取り外したネジを使って(A)の箇所を仮締めします。
- 設定したい縦の振り角度に合わせて、ブラケットにスペーサーをはめ込み、付属の蝶ネジで締めます。
角度については、「設置パターン」をご参照ください。 - 仮締めしたネジを本締めします(締め付けトルクの目安0.6N·m)。
- WMB-L1の2本のボルトを付属の六角レンチで締めて固定します(締め付けトルクの目安、上6.0N·m、下2.0N·m)。
- 横の振り角度を設定します。振り角度に合わせて、ブラケットベースの上のネジを本締めします(締め付けトルクの目安12.0N·m)。
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- スピーカーの取り付け
- 水平連結による取り付け(HCB-L1+WMB-L1)
水平連結による取り付け(HCB-L1+WMB-L1)
- 注意
- 水平連結金具HCB-L1はスピーカーシステムVXL1シリーズ以外のものに取り付けないでください。
水平連結金具をスピーカーに取り付ける
付属のネジを使ってブラケットをスピーカーに取り付けます。
VXL1-24とVXL1-16は、水平連結金具(S)を上から1つ目の穴位置に、水平連結金具(L)を上から4つ目、5つ目の穴位置に取り付けます。VXL1-8は、水平連結金具(L)を上から1つ目、2つ目の穴位置に、水平連結金具(S)を下から1つ目の穴位置に取り付けます。
スピーカー本体を壁に取り付ける
- WMB-L1を使用して壁に取り付けます。
「壁取り付け金具による取り付け(WMB-L1)」の手順を参考に取り付けてください。
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- スピーカートランスの取り付け(ST-L1)
スピーカートランスの取り付け(ST-L1)
- 注意
- スピーカートランスST-L1はスピーカーシステム VXL1シリーズ以外のものに取り付けないでください。
- 注記
- 1台のスピーカートランスで、VXL1シリーズ1台に対応します。
垂直連結金具をスピーカーに取り付ける
- 付属のネジを使って垂直連結金具をスピーカーに取り付けます。
ST-L1とスピーカー本体の結線をする
- スピーカー本体とST-L1のユーロブロックプラグを取り外します。
- ユーロブロックプラグの端子ネジをマイナスドライバーでゆるめたあと、結線部にケーブルを差し込み、端子のネジをしっかりと締め付けます。
ケーブルを引っ張って抜けないことを確認してください。- NOTE
- 屋外設置の場合は、ケーブルを付属の端子カバーに先に通してから結線部に差し込んでください。
- NOTE
- マイナスドライバーはブレード幅が3mm以下のものを使用してください。
- ST-L1のOUT端子とスピーカー本体の端子をつなぎます。
ブラケットと安全ワイヤーを取り付ける
- 付属金具を使用して壁に取り付ける場合は、「付属金具による取り付け」の手順を参考に取り付けてください。
- WMB-L1を使用して壁に取り付ける場合は、「壁取り付け金具による取り付け(WMB-L1)」の手順を参考に取り付けてください。
ST-L1とアンプを結線する
- アンプからのケーブルをST-L1のIN端子につなぎます。
スピーカーの種類と入力ワット数を設定する
- 注意
- スピーカーセレクターを操作するときは、パワーアンプの電源を切ってから作業してください。
- 注記
- 接続するスピーカーの入力ワット数の合計がパワーアンプの出力を超えないように設定してください。設定を間違えるとスピーカーやパワーアンプが故障する原因になります。
- ST-L1側面にあるスピーカーセレクターをマイナスドライバーなどで回して、使用するスピーカーを選択します。
- タップセレクターも同様にマイナスドライバーなどで回して、システムの伝送方式(100系(100V)/70系(70V))と入力ワット数を選択します。
- NOTE
- 家庭用100V電源には接続しないでください。
ハイインピーダンス接続の詳細については、以下のURLにあるハイインピーダンス接続の説明を参照してください。
ヤマハプロオーディオサイト「商業空間のよりよい音作り」:
http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/training_support/better_sound/
- NOTE
- 必要に応じて、セレクターカバーを本体に貼ってください。
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- ポートカバーの取り付け
ポートカバーの取り付け
IP35相当の防水性能が必要な場合は、付属のポートカバーを取り付けてください。
- 注意
- グリルを取り外す際に、グリルの端で手を切らないように手袋などをはめて作業してください。
- スピーカーの天面と底面にある4つのネジを取り外し、天板と底板を取り外します。
- グリルを傷つけないように注意して、スピーカーからゆっくりと取り外します。
- バスレフポートの4 つのネジを取り外します。
VXL1-24/VXL1-16 は、バスレフポートが上下2か所あります。 - ポートカバーを合わせて、取り外したネジで固定します。
(VXL1-8 のみ)バスレフポートの中にポートブロックを入れてから、ポートカバーを合わせて取り外し たネジで固定します。- NOTE
- ポートブロックをポート内に納まるように挿入してください。
- グリルをスピーカーに取り付けなおします。
このとき、スピーカーの端とグリル位置を合わせてはめ込んでください。 - 天板と底板を取り外したネジで固定します。
- NOTE
- 端子カバーの下の開口部は適切な防水処理を行なってください。
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- 塗装する
塗装する
VXL1本体、スピーカートランスの塗装にはアクリル系ラッカー塗料を推奨します。
- 警告
- 塗装やポートカバーの取り付け以外で、この機器を分解したり改造したりしないでください。
感電や火災、けが、または故障の原因になります。
- 注意
- 作業中、換気には十分ご注意ください。
- グリル脱着時は、けがなどに十分ご注意ください。
- 注記
- 揮発性溶剤を使用する場合、火気には十分ご注意ください。火災や事故の原因になることがあります。
- 塗料によりスピーカーにダメージが生じた場合の保証はいたしかねます。
- NOTE
- スピーカートランスST-L1の塗装方法も同様です。
グリルの塗装
- スピーカーの天面と底面にある4つのネジを取り外し、天板と底板を取り外します。
- グリルを傷つけないように注意して、スピーカーから取り外します。
- 注意
- グリルを取り外す際に、グリルの端で手を切らないように手袋などをはめて作業してください。
- グリル表面のエンブレムを取り外します。
エンブレムは粘着テープで固定されています。 - 塗装の前にグリルの汚れをふき取ります。
やすりがけはしないでください。 - スプレー式塗料をグリルに噴きかけます。
- NOTE
- グリルの穴が塗料で塞がらないようにしてください。穴が塗料で塞がれると音質が低下する原因になります。
- 塗装が完全に乾いたらグリルにエンブレムを取り付けます。
スピーカー本体の塗装
- 塗装の前に本体の汚れをふき取ります。
やすりがけはしないでください。 - スプレー式塗料を本体に噴きかけます。
スピーカーユニット、バッフル、接続端子などに塗料がかからないように、マスキングをしてください。 - 塗装が完全に乾くまで乾燥させます。
- スピーカー本体と天板と底板の塗装後にグリルをスピーカーに取り付けなおします。
このとき、スピーカーの端とグリル位置を合わせてはめ込んでください。 - 天板と底板を取り外したネジで固定します。