YPAOを実行する
付属のYPAO用マイクを使って、YPAOを実行します。
YPAOは、スピーカーの接続やリスニングポジションとの距離を検出し、音量バランスや特性を自動で調整する機能です。本製品のスピーカー端子に直接接続したスピーカーだけではなく、PRE OUT端子に接続した外部アンプが駆動するスピーカーも自動調整できます。
お知らせ
- YPAO実行中は大きな音が出ます。音量は調節できません。
- 調整が正しく行えるように、YPAO実行中は次のことに注意してください。
- 大きな音を出さない。
- スピーカーとYPAO用マイクの間を遮らない。
- ヘッドホンを接続しないでください。
- スピーカーの交換やサブウーファーの追加・取り外しなど、スピーカーの構成を変更した場合は、必ずYPAOを再度実行してください。
- YPAO実行前に、次のフロントパネル上の設定を確認する。
- BASSとTREBLEが中央の位置にある。
- BALANCEが中央の位置にある。
- LOUDNESSが中央の位置(FLAT)にある。
- PURE DIRECTがオフである。
- SP A/Bキーを繰り返し押して、スピーカー(A、B、A+B、またはオフ)を選ぶ。
- SPEAKERS L/R CH端子:「A」または「B」を選択
- バイワイヤリング接続:「A+B」を選択
- PRE OUT端子:「オフ」を選択
お知らせ
- フロントパネルのSPEAKERSを押して切り替えることもできます。
- サブウーファーを使用する場合は、サブウーファーの電源を入れ、音量を半分に調節する。
- クロスオーバー周波数を調節できる場合は最大にします。
- サブウーファーを使用しない場合は、次の手順に進んでください。
お知らせ
- 実際のサブウーファー音量とクロスオーバー周波数は、YPAO機能により本製品側で設定されます。ただし、ピュアダイレクト再生時は、サブウーファー側の設定に従います。ピュアダイレクト再生を利用する場合は、サブウーファー音量とクロスオーバー周波数をお好みで調節した後、YPAOを実行してください。
- 付属のYPAO用マイクをリスニングポジション(耳の高さ)に置く。
- YPAO用マイクは動かないように固定してください。カメラ用三脚などをマイクスタンドとして使うと、三脚のネジを使ってマイクを固定できます。
- フロントパネルのYPAO MIC端子にYPAO用マイクを接続する。
- フロントディスプレイに次のメッセージが表示されます。
ご注意
- YPAO用マイクのケーブルにつまずかないようご注意ください。マイクが破損する原因になります。
- ENTERキーを押し、YPAOによるスピーカー設定の自動調整を開始する。
- 10秒後に自動で調整が始まります。所要時間は約1分です。
お知らせ
- 操作を中止するには、YPAO開始前にYPAO用マイクを取り外します。YPAO開始後はRETURNキーを押します。
- フロントディスプレイで結果を確認する。
- すべての調整が終わると、フロントディスプレイに結果が表示されます。表示の指示に従って、ENTERキーを押し、調整を完了します。
- YPAO用マイクをYPAO MIC端子から取り外す。
- 以上でYPAOによるスピーカー設定の自動調整は完了です。
ご注意
- YPAO用マイクは熱に弱いため、高温になる場所(外部機器の上など)や直射日光が当たる場所を避けて保管してください。
お知らせ
- YPAOを実行するとYPAOボリューム機能が自動的に有効になり、音量に連動して低音域/高音域のバランスが自動的に調節されます。これにより小音量でも自然な音質バランスを楽しめます。
- YPAOは使用するスピーカーごとに実行してください。使用するスピーカー(A、B、A+B、オフ)に応じて、スピーカー設定が個別に保存されます。
- 自動調整の途中でエラーメッセージが表示される場合や、警告メッセージが結果に表示される場合があります。
- 専用アプリ「MusicCast Controller」を使用すると、YPAO測定結果の確認とスピーカー設定の変更ができます。