イントロダクション
1. Yamaha LAN Monitorについて
Yamaha LAN Monitorは、パソコン上でヤマハスイッチやヤマハ無線LANアクセスポイントの情報や接続機器を監視、制御します。
主な機能は以下のとおりです。
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ネットワークトポロジーを把握し、ネットワーク全体を可視化できます。
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ヤマハスイッチ、ヤマハ無線LANアクセスポイントのポートの状態、帯域使用量、PoE給電状態などを確認できます。
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ネットワーク上に存在する各Dante対応機器の状態を監視できます。
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ワンクリックでDante Controllerも呼び出せるので、1台のパソコンでDanteネットワークを統括できます。
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ネットワークカメラなどの端末の生存確認(死活監視)ができます。
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アクセス先URLを登録しておくことで、ネットワークカメラなどの端末のGUIにワンクリックでアクセスすることができます。
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ヤマハPoEスイッチのPoE給電を停止してから再開することで、ヤマハPoEスイッチに接続されている機器の再起動を自動 /手動で行なえます。
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ネットワーク内のヤマハスイッチ、ヤマハ無線LANアクセスポイントのWeb GUIを呼び出して、設定を表示 / 変更できます。
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Web GUIを搭載していないSWX2110/SWX2110P/SWX2200シリーズの設定を表示 / 変更できます。
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スナップショット機能により、ネットワーク異常の自動検知やトラブル発生時の原因究明に役立ちます。
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ヤマハスイッチのファームウェアを更新したり、ヤマハスイッチやヤマハ無線LANアクセスポイントのCONFIGファイルをインポート/エクスポートすることができます。
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各機器をわかりやすくするために、ラベルをつけることができます。
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Yamaha LAN Monitorは、Yamaha Audio Network Monitorの後継となるソフトウェアです。Yamaha Audio Network Monitorで保存したスナップショットやラベルを読み込めます。
2. 本ガイドの表記について
2.1. 商標について
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Danteは、Audinate社の登録商標です。
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Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
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その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商標です。
2.2. 用語について
L2MS(Layer2 Management Service) |
ヤマハネットワーク機器をレイヤー2レベルで管理する仕組み |
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マネージャー |
L2MSのマネージャーとなっている機器 |
エージェント |
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端末 |
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スナップショット |
Yamaha LAN Monitor内部に保存した接続機器の状態 |
スナップショットファイル |
スナップショットを保存したファイル |
2.3. 本ガイドの内容について
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このソフトウェアおよびユーザーガイドの著作権はすべてヤマハ株式会社が所有します。
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このソフトウェアおよびユーザーガイドの一部または全部を無断で複製、改変することはできません。
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このソフトウェアおよびユーザーガイドを運用した結果およびその影響については、一切責任を負いかねますのでご了承ください。
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このソフトウェアおよびユーザーガイドは、改良のため予告なしに変更されることがあります。
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このソフトウェアはWindowsのタッチパネルによる操作の動作保証はしていません。
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このユーザーガイドに掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。
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このユーザーガイドは、Windows10での操作、画面を例に説明しています。
3. ソフトウェアを使用するまでの流れ
1 |
お使いのパソコンでYamaha LAN Monitorの動作環境を確認します。 |
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2 |
Yamaha LAN Monitorをインストールします。 |
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3 |
パソコンのネットワーク設定を行ないます。 |
4. ソフトウェアの動作環境
OS |
Windows 10、Windows 11 |
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CPU |
32 bit: 2GHz以上のIntel Core / Pentium / Celeronファミリーのプロセッサー |
ストレージ |
200MB以上の空き容量(Dante Controllerを除く) |
ディスプレイ |
解像度: 1280 x 768 以上 |
その他 |
マウスなどのポインティングデバイス |
上記の動作環境は、Yamaha LAN Monitorバージョン1.9.3に対するものです。 お使いのパソコンによっては、動作環境以上の条件を必要とする場合があります。 |
本ソフトウェアは、L2MS機能に対応したヤマハスイッチまたはヤマハ無線LANアクセスポイントがネットワーク上に1台以上存在している必要があります。 L2MS機能に対応したヤマハスイッチまたはヤマハ無線LANアクセスポイントが発見されるまでは本ソフトウェアの機能は動作しませんのでご注意ください。 |
5. 注意事項
端末検出についてのご注意
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他社製スイッチ、他社製ルーターの配下にあるエージェントおよび端末は正しく表示できません。
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他社製スイッチに接続されている端末は直前のエージェントに接続されている端末として表示されます。ただし、ネットワーク構成によっては表示できない場合があります。
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ネットワーク上にYamaha LAN Monitor以外のL2MSマネージャーは接続しないでください。また、同一ネットワーク内で使用できるYamaha LAN Monitorは一つだけです。
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Yamaha LAN Monitorはエージェントと直接接続してください。Yamaha LAN Monitorとエージェントの間にエージェント以外の機器がある場合、端末やエージェントが正しく認識できない場合があります。
- SWX2100/SWR2100PシリーズのPoEスイッチ検出についてのご注意
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SWX2100/SWR2100PシリーズのPoEスイッチを検出すると、給電をしない設定のポートに接続されているPoE受電機器にもPoE給電が開始されます。
- ヤマハPoEスイッチのPoE給電一時停止機能についてのご注意
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ヤマハPoEスイッチからPoE給電を受けて動作しているPoE受電機器のファームウェアのバージョンアップを実行する場合は、バージョンアップが完了するまで、ヤマハPoEスイッチのPoE給電一時停止機能を停止してください。ファームウェアのバージョンアップ中に、一時停止機能が働き給電が停止することがあります。
給電が停止することで、ファームウェアのバージョンアップが正常に終了せず、機器が使用できなくなる可能性があります。ヤマハPoEスイッチのPoE給電一時停止機能を停止するには、「接続機器」ビューのリストから生存確認のチェックを外します。詳細は、「接続機器」ビューの❷リストに記載している、生存確認の説明を参照してください。
- スタック機能が有効なエージェントについてのご注意
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スタック機能が有効でかつ、ファームウェアリビジョンが以下に該当するエージェントの管理には対応していません。
検出することはできても、正しい情報を表示することはできませんのでご注意ください。-
SWX3200-28GT/52GT Rev.4.00.15以下
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SWX2310-28GT/52GT Rev.2.04.01以下
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SWR2310-28GT Rev.2.04.01以下
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SWX2310P-28GT Rev.2.02.14以下
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- 一覧マップの印刷および印刷プレビューについてのご注意
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一覧マップに表示される端末の台数や本ソフトウェアの実行環境によっては、一覧マップの印刷や印刷プレビューが正しく行なわれない場合があります。
一覧マップのプレビューサイズをA6に変更することで、印刷や印刷プレビューの失敗を回避できる可能性があります。
詳細は、「基本設定」ダイアログの❼リストに記載している、一覧マップのプレビューサイズの説明を参照してください。
プレビューサイズをA6とした場合に印刷できる台数が、本ソフトウェアで印刷できる上限台数となります。 - Dante対応機器の検出についてのご注意
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Yamaha LAN Monitor起動後にネットワークアダプターの選択を変更すると、Dante対応機器が検出できなくなることがあります。Dante対応機器の検出ができない場合は、Yamaha LAN Monitorを再起動してください。
また、Dante Controllerがインストールされている環境では、Dante Controllerでネットワークアダプターを適切に選択してからYamaha LAN Monitorを起動してください。 - Windowsのスケーリングについてのご注意
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本ソフトウェアを使用する際は、Windowsのスケーリング設定を100%~200%として使用してください。また、一覧マップの印刷機能を使用する場合は100%で使用してください。
指定された範囲外のスケーリングで本ソフトウェアを使用した場合、表示が乱れる可能性があります。