はじめに

1. はじめに

このたびは、ヤマハAFC Image Controllerをダウンロードいただき、ありがとうございます。
AFC Image Controllerは、ヤマハまたはNEXOのシグナルプロセッサーDMEシリーズで動作する音像制御システムAFC ImageをコントロールするためのWindowsおよびmacOS用のアプリケーションソフトウェアです。AFC Imageとは、オブジェクトベースオーディオ方式により、3次元的な音像定位を実現する音像制御システムです。ミュージカル、演劇、オペラ、コンサート、インスタレーションなどの様々なアプリケーションにおいて、イマーシブな音体験の提供を可能にします。

1.1. ご注意

このソフトウェアおよびユーザーガイドの著作権はすべてヤマハ株式会社が所有します。
このソフトウェアおよびユーザーガイドの一部または全部を無断で複製、改変することはできません。
このソフトウェアおよびユーザーガイドを運用した結果およびその影響については、一切責任を負いかねますのでご了承ください。
このユーザーガイドに掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と異なる場合があります。
Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
商用目的で音源を使う場合、著作権にご注意ください。著作権の侵害は法律上禁止されています。
本書に記載されている会社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
アプリケーションソフトウェアは、改良のため予告なしにバージョンアップすることがあります。最新のアプリケーションソフトウェアは、ヤマハプロオーディオサイトからダウンロードできます。
https://www.yamahaproaudio.com/

1.2. AFC Image Controllerでできること

AFC Image Controllerは、DMEシリーズ内部に配置されたAFC Imageコンポーネントのパラメーターをコントロールできます。洗練されたGUI上でのサウンドオブジェクトの操作や音像サイズ調整により、緻密かつ迅速な音像コントロールができます。
直交座標（X, Y, Z）の任意の位置にサウンドオブジェクトとスピーカーを配置することで、3次元的な音像定位をコントロールできます。
サウンドオブジェクトの位置に応じたリバーブを実現する3Dリバーブエフェクトのパラメーターをコントロールできます。
サウンドオブジェクトおよび3DリバーブエフェクトのパラメーターをSceneデータに保存したり、リコール（呼び出し）したりすることができます。
各スピーカーの座標、イコライザーやディレイを調整することができます。
特定のスピーカーグループでサウンドオブジェクトを再生する「スピーカーゾーニング」を設定できます。また、Digital Audio Workstation（DAW）やミキシングコンソールなどの論理座標でのパンニング操作を、実空間の任意形状に変換するレンダリングエリアの設定ができます。
Open Sound Control（OSC）プロトコルおよびADM-OSCによる外部制御に対応しています。
DME内部の1つのAFC Imageコンポーネントに対して、最大8台のパソコンから操作することができます。

1.3. 動作環境/インストール

1.3.1. ソフトウェアの動作環境

Windows 11、Windows 10

CPU

2 GHz以上のIntel64対応プロセッサー

Memory

4 GB以上

Storage

1 GB以上の空き容量

Display

1280×1024 ピクセル

Other

マウスなどのポインティングデバイス、Ethernet（1000BASE-T/100BASE-TX）搭載

macOS 13 / 14 / 15（Intel/Apple silicon）

CPU

2 GHz以上のIntel Coreファミリーのプロセッサー、Apple Silicon