SEQTRAK ユーザーガイド

12. ソングモード

プロジェクト内のパターンを、あらかじめ決めておいた順番に再生し、自動演奏させるモードです。プロジェクトごとに1つのソングを持ち、ソングは最大16のシーン(全トラックのパターンが組み合わさったフレーズのこと)で構成されています。
OS V1.10では、シーンモードが追加されました。シーンモードでは、1つのシーンを常にループ再生しながら、任意のタイミングでシーンを切り替えることができます。

12.1 ソングモードに切り替える

ソングモードに切り替えるときは、[ALL]ノブを押しながら[PROJECT]ボタンを押します。プロジェクトの再生中に、ソングモードに切り替わると再生が停止します。
ソングモードに切り替わると、インデックスの[SONG]が点灯します。ソングモードを終了するときは、シーンモードに切り替えてから、同様の手順で行います。

12.1.1 シーンモードに切り替える [OS V1.10]

シーンモードに切り替えるときは、ソングモード中に[ALL]ノブを押しながら[PROJECT]ボタンを押します。シーンモードを終了するときは、同様の手順で行います。

NOTE

   ソングモードやシーンモードを終了しても、再生は停止されません。ソングモードやシーンモード終了時のパターンの組み合わせやミュート・ソロの状態は維持されます。

12.2 シーンを再生/停止する

ソングモードでは、[/PLAY]ボタンを押すと、選択中のシーンの先頭から順番に再生します。シーンの再生中に[/PLAY]ボタンを押すと、再生を停止します。

シーンモードでは、[/PLAY]ボタンを押すと、選択中のシーンが繰り返し再生(ループ再生)されます。シーンの再生中に[/PLAY]ボタンを押すと、再生を停止します。

12.2.1 再生するシーンを変更する

再生するシーンを変更したいときは、シーンに対応するDrumキーを押します。
シーンの再生中に変更した場合、ソングモードでは、再生中のシーンが最後まで再生されると選択したシーンに切り替わります。シーンモードでは、ローンチクオンタイズのタイミングで選択したシーンに切り替わります。

12.2.2 シーンを繰り返し再生(ループ再生)する

ソングモードでは、シーンの再生中にDrumキーをダブルタップすると、シーンがループ再生します。ループ再生中は、該当するDrumキーが紫色と水色に交互に点灯します。
シーンの再生中に別のシーンをダブルタップした場合、再生中のシーンが最後まで再生されてから、選択した別のシーンがループ再生されます。
ループ再生を解除するときは、Drumキーを押すか、他のシーンを選択します。

12.2.3 ソング全体を繰り返し再生(ループ再生)する

SEQTRAKアプリを使用すると、ソング全体をループ再生できます。デフォルトはオフに設定されており、最後のシーンの再生が終わるとソングの再生が停止します。

12.3 シーンを追加する

シーンを追加するときは、消灯しているDrumキー(空のシーン)を押します。最大16シーンまで追加することができます。新しいシーンには選択中のシーンがコピーされます。

ソングモード

シーンモード [OS V1.10]

12.4 シーンを削除する

シーンを削除するときは、[DELETE]ボタンを押しながら赤色に点灯しているDrumキーを押します。削除されたシーンより後ろのシーンは、前に詰められます。

NOTE

   再生中のシーンは削除されません。

12.5 シーンを編集する

12.5.1 シーンのパターンの組み合わせを変更する

各トラックノブを回して、選択しているシーンのパターンの組み合わせを変更できます。[ALL]ノブを回すと、11トラックすべてを同時に変更できます。

NOTE

   ミュート・ソロも設定できます。

12.5.2 シーンの長さを変更する

ソングモードでは、[PAGE]ボタンを押しながら[ALL]ノブを回すと、選択中のシーンの長さを変更できます。[ALL]ノブを押しながら回すと、1小節(16ステップ)ごとに変更できます。グローバルメーターには小節数が、Drumキーにはステップ数が表示されます。

NOTE

   [ALL]ノブを左に回しきると、すべてのDrumキーが水色に点灯し、シーンの長さがAUTOに設定されます。AUTOになると、シーン内で最も長いパターンの長さに自動で設定されます。