プログラムチェンジでシーンのリコールを操作する
RIVAGE PMシリーズでは、プログラムチェンジのナンバーごとに特定のシーンのリコールを割り当てて、RIVAGE PMシリーズ上で実行したときに、対応するナンバーのプログラムチェンジメッセージを外部機器に送信できます。また、外部機器からプログラムチェンジメッセージを受信したときに、対応するシーンをリコールできます。
- コントロールサーフェスと外部機器を接続します。
お知らせ
- DSPエンジンを利用する場合は、DSPエンジンと外部機器を接続します。以下はコントロールサーフェスの場合を説明しています。

- 「MIDIの基本設定」を参考に、プログラムチェンジを送受信するMIDIチャンネルを選択します。
- 「MIDIの基本設定」
- PROGRAM CHANGEタブを押します。
- MIDI/GPI画面(PROGRAM CHANGEページ)が表示されます。
- PROGRAM CHANGE MODEフィールドの各ボタンを使用して、プログラムチェンジの送受信モードを選択します。
- プログラムチェンジの送受信モードは、次の2種類から1つを選択できます。
- ・マルチモード(MULTIボタンがオンのとき)
- すべてのMIDIチャンネルのプログラムチェンジを送受信します(MIDIページで設定した送受信チャンネルは無効になります)。 プログラムチェンジを受信すると、リスト内の対応するMIDIチャンネル/プログラムナンバーに割り当てられたシーンのリコールをします。 RIVAGE PMシリーズで特定のシーンのリコールを実行すると、リスト内の対応するMIDIチャンネル/プログラムナンバーのプログラムチェンジが送信されます。
- • シングルモード(SINGLEボタンがオンのとき)
- MIDIページで設定された送信(Tx)/受信(Rx)チャンネルのプログラムチェンジのみを送受信します。 Rxチャンネルのプログラムチェンジを受信すると、リスト内の該当するチャンネルの対応するプログラムナンバーに割り当てられたシーンのリコールをします。 RIVAGE PMシリーズで特定のシーンのリコールを実行したときは、リスト内のTxチャンネルの中から、対応するプログラムナンバーのプログラムチェンジメッセージが送信されます(同一イベントが同じチャンネルの複数のプログラムナンバーに登録されているときは、最も小さいプログラムナンバーが送信されます)。 なお、シングルモードでOMNIボタン/BANKボタンをオンにすると、動作が次のように変化します。
- • OMNIボタンがオンのとき
- すべてのMIDIチャンネルのプログラムチェンジを受信します。ただし、どのMIDIチャンネルを受信した場合でも、Rxチャンネルの対応するプログラムナンバーに割り当てられているシーンのリコールが実行されます。なお、プログラムチェンジの送信に関しては、OMNIボタンをオンにしても動作は変わりません。
- • BANKボタンがオンのとき
- リスト内のCHの表示がBANK (バンクナンバー)に変わり、バンクセレクト(コントロールチェンジ#0、#32) +プログラムチェンジメッセージを送受信できます。1つのMIDIチャンネルで128を越えるシーンを操作したいときに便利です。 Rxチャンネルのバンクセレクト→プログラムチェンジの順で受信すると、リスト内の対応するバンクナンバー/プログラムナンバーに割り当てられたシーンのリコールを実行します。 また、RIVAGE PMシリーズで特定のシーンのリコールを実行すると、そのシーンが割り当てられたバンクナンバー/プログラムナンバーに対応するバンクセレクト+プログラムチェンジメッセージがTxチャンネルで送信されます(リスト内に同一シーンが複数登録されているときは、最も小さいバンクナンバー/プログラムナンバーが送信されます)。
お知らせ
- OMNI、BANKの各ボタンの設定は、マルチモードでは無効です。 BANKボタンがオンのときに、適切なMIDIチャンネルのプログラムチェンジのみを受信したときは、最後に選ばれたバンクナンバーが有効となります。 BANKボタンがオンのときに、OMNIボタンを同時にオンにすることもできます。この場合は、すべてのMIDIチャンネルのバンクセレクト+プログラムチェンジメッセージを受信します。
- PROGRAM CHANGEフィールドの各ボタンを使用して、送受信のオン/オフやエコー出力の設定を行ないます。
- プログラムナンバーごとにシーンの割り当てをするには、リスト内の該当するPROGRAM CHANGE ASSIGNMENT欄を押します。
- MIDI PROGRAM CHANGEポップアップ画面が表示されます。この画面では、プログラムナンバーに割り当てるシーンを設定します。
- TYPEフィールドでSCENEを選び、LIST/DIRECTフィールドを使ってリコールの対象となるシーン番号を選びます。
- 項目を選ぶには[TOUCH AND TURN]ノブを使用します。OKボタンを押すと、変更が確定してMIDI PROGRAM CHANGEポップアップ画面が閉じます。
お知らせ
- フィールド内の目的のシーン番号を押すか、または該当するスクリーンエンコーダーを回してシーン番号を選択することもできます。
- 同じ要領で、ほかのプログラムナンバーにもシーンを割り当てます。
- この状態で、RIVAGE PMシリーズ上で特定のシーンをリコールしたときに、対応するプログラムチェンジ(またはバンクセレクト+プログラムチェンジ)メッセージが外部機器に送信されます。 また、外部機器から有効なMIDIチャンネルのプログラムチェンジ(またはバンクセレクト+プログラムチェンジ)を受信すると、対応するMIDIチャンネル(またはバンクナンバー)のプログラムナンバーに割り当てられたシーンがリコールされます。
お知らせ
- CLEAR ALLボタンを使うと、プログラムナンバーへの割り当てをすべて消去できます。
- プログラムナンバーへのイベントの割り当ては、シーンではなくシステム全体の設定として保存されます。
- シングルモードで同じシーンがTxチャンネルの複数のプログラムナンバーに割り当てられている場合、最も小さいプログラムナンバーだけが送信されます(BANKボタンがオンのときは、最も小さいバンクナンバーの最も小さいプログラムナンバーだけが送信されます)。
- マルチモードで同じシーンが複数のMIDIチャンネル/複数のプログラムナンバーに割り当てられている場合、MIDIチャンネルごとに最も小さいプログラムナンバーだけが送信されます。

