消音ドラムキットと組み合わせて使う
消音ドラムキットと組み合わせて使う
お手持ちの消音ドラムキットとEAD10を組み合わせて使う方法について説明します。
ご用意いただくもの
名称 |
説明 |
EAD10
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消音ドラムキット用のデータを事前に取り込む必要があります。 |
消音ドラムキット用のデータファイル(ZIPファイル) |
最新のデータファイルについては、下記ウェブサイトでご確認ください。
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USBフラッシュメモリー |
動作確認済みUSB機器については、下記ウェブサイトでご確認ください。
https://www.yamaha.com/ead/
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ドラムキット
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4ピース(キック、スネア、ハイタム、フロアタム)
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消音ドラムヘッド(メッシュヘッド) |
お手持ちのドラムキットに適したヘッドをお買い求めください。 |
消音シンバル |
お手持ちのドラムキットに適したシンバルをお買い求めください。 |
ドラムトリガー(必要に応じてY字ケーブル)
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お手持ちのドラムセットによって準備するものが異なります。
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消音ドラムキット用のデータの取り込み
EAD10に消音ドラムキット用のデータを取り込みます。
注記
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この手順を行いますと、ユーザー領域に保存されたデータがすべて上書きされてしまいます。データ取り込みの前に必ずデータのバックアップを行なってください。
手順-
USBフラッシュメモリーを[USB TO DEVICE]端子に接続します。
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MENU/File/Saveを選びます。
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Type(ファイルタイプ)でAllを選択します。
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Name(ファイル名)を入力します。
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ファイルをセーブします。
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「YES」のボタン([F1])を押して、セーブします。
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通常のドラムヘッドのドラムキットと、消音ドラムキットを使い分ける場合は、あらかじめ通常のドラムキット用にAllデータを保存することをお勧めします。それぞれのキットごとにAllデータを保存しておくことで、最適な設定をすぐに呼び出すことができて便利です。
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データ取り込み作業は、お客様ご自身の責任において行なってください。
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データ取り込み中は絶対にケーブルを抜いたり、電源を切らないでください。本体が動作しなくなるなど、故障の原因になります。
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データ取り込み中はUSBフラッシュメモリーを [USB TO DEVICE] 端子から外したり、USBフラッシュメモリーや本体の電源を切らないでください。本体の故障やUSBフラッシュメモリーの故障の原因になります。
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データ取り込み操作の失敗で本体が動作しなくなった場合は、もう一度データ取り込み作業を行なってください。それでも本体が動作しない場合は、最寄りの特約店またはヤマハお客様コミュニケーションセンターにご相談ください。
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このファームウェアおよびガイドの著作権は、すべてヤマハ株式会社が所有します。
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このファームウェアおよびガイドの一部、または全部を無断で複製、改変することはできません。
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その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商標です。
取り込み手順
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ダウンロードし解凍したファイルから、拡張子が「.bin」のファイルを探します。そのファイルを本体でフォーマットしたUSBフラッシュメモリーのルートディレクトリーに保存してください。
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本体の電源が切れていることを確認し、リアパネルの[USB TO DEVICE]端子にUSBフラッシュメモリーを差し込みます。
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EAD10の電源を入れます。
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MENU/File/Loadを選びます。
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Type(ファイルタイプ)でAllを選択します。
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ロードするファイルを選択します。
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「LOAD」のボタン([F3])を押します。
ファイルのロードの確認画面が表示されます。 -
「YES」のボタン([F1])を押して、ロードします。
注記
ロード中は、USBフラッシュメモリーを[USB TO DEVICE]端子から外したり、本機の電源を切らないでください。本機の故障やUSBフラッシュメモリーの故障の原因となります。 -
ロードが完了すると画面に「Completed.」と表示され、手順2の画面に戻ります。
キットのセットアップ方法
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消音シンバルおよび、消音ヘッド(メッシュヘッド)をドラムキットに取り付けます。
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ドラムトリガーをお手持ちのドラムキットのタム、スネア、バスドラムに取り付けます。
ドラムトリガーの固定ネジを手で回して固定します。ドラムトリガーは隣り合うテンションボルトの中間に取り付けてください。
DT50S
図を参考に、本製品を誤って叩かないように、演奏者からなるべく離れた位置に取り付けてください。
DT50K
図を参考に、タムからなるべく離れた位置に取り付けてください。
注記-
ドラムトリガーのセンサー部を引っ張ったり強い力を加えたりしないでください。故障の原因になります。
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ドラムトリガーの固定ネジを強く締めすぎると、フープに傷がついたり変形したりするおそれがあります。
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EAD10をお手持ちのドラムキットに取り付けます。
こちら をご覧ください。 -
EAD10と取り付けたドラムトリガーをケーブルで接続します。
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メインユニットとセンサーユニットは、B端子のみケーブルで接続します。
センサーユニットのA端子は使用しませんので、メインユニットのA端子とセンサーユニットのA端子はケーブルで接続しないでください。 -
4ピースのドラムキットの場合、Y字ケーブルは使用しません。
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5ピースのドラムキットの場合、Y字ケーブルを1本ご用意ください。
Y字ケーブルの表記をご確認のうえ、下記のとおりにドラムトリガーと接続してください。
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Y字ケーブルのL側(Tip側) |
バスドラムに取り付けたDT50Kとケーブルで接続する |
Y字ケーブルのR側(Ring側) |
ロータムに取り付けたDT50Sとケーブルで接続する |
セットアップに関する注意点
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消音ヘッド(メッシュヘッド)は伸びやすい素材のため、張力は通常よりも強めにしてください。張力が弱すぎると、ドラムトリガーの検出性能が下がるおそれがあります。
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うまく音が鳴らないときは、消音ヘッドの張力をもう一度お確かめください。
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バスドラムに消音ヘッドを用いる際は、フェルト素材のビーターのご使用はお控えください。ビーターのフェルトが著しく摩耗するおそれがあります。バスドラム用のパッチもしくは、プラスチック製のビーターをお使いください。
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バスドラムを踏んだ時にビーターの跳ね返りが強くて演奏しにくい場合、バスドラムの中に詰め物(布製の小さなクッションなど)を入れることで跳ね返りが緩和されやすくなります。
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ゴーストノートなど、よりリアルなアコースティックドラムの表現や音質をお求めの場合は、響き線(ストレイナー)を用いてください。
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消音ヘッドはメッシュ生地の重ね数によって反発力が異なります。お好みに合わせて消音ヘッドの種類をお選びください。
1プライの消音ヘッド:トリガーの感度は良好ですが、スティックの反発が強いため、アコースティックドラムのリアルな演奏性とは異なる傾向を示します。
2プライまたは3プライの消音ヘッド:アコースティックドラムの演奏性に近づきますが、トリガーの感度が鈍る傾向を示します。 -
打面の消音ヘッドと反対側には、通常のドラムヘッドをそのまま装着してお使いください。