SELの概念

RIVAGE PMシリーズでは、ミキシングパラメーターの操作や表示を行なうために、対象となる特定の1チャンネルを選択することをSELと呼びます。

SELの種類

コントロールサーフェスには、いくつかのSELが独立して存在します。これにより、1台のコントロールサーフェスで複数のチャンネルに対する操作が同時に行なえます。

ハードウェアSEL

Selected Channelセクション(ハードウェア)のSEL、各ベイのSELキー

画面内SEL (最大3つ)

Bay L、C、またはR (外部ディスプレイ)のSEL (CS-R10、CSD-R7) Bay C、またはR (外部ディスプレイ)のSEL (CS-R10-S) これらと「ハードウェアSEL」の連動を操作スタイルに応じてカスタマイズできます。

ハードウェア[SEL]キー

Selected Channelセクション(ハードウェア)用のSELとして使用します。 ただし、DCAやミュートグループアサインなど、[SEL]キーで画面内SELに連動させて操作することもできます

画面内SEL

特定のチャンネルに注目してパラメーターの操作を行なう場合、Selected Channelセクションを使うほか、各Bayのタッチスクリーンを使用します。タッチスクリーン内では、「画面内SEL」という概念でチャンネルを指定します。

画面内SELの切り替えは以下の2種類があります。

a

画面左上の選択チャンネルの両端([+]/[-])を押す

選択チャンネルの左半分[-]を押すと1つ前のチャンネル、右半分[+]を押すと次のチャンネルに切り替わります。

b

画面下部のチャンネルネームエリアを押す

チャンネルネームを押すと、画面内SELが切り替わります。 メーターエリアでフェーダーレイヤーを切り替えると、このチャンネルネームエリアもレイヤーに追従して表示内容が切り替わります。そのため、画面内ですべてのチャンネルにアクセスできます。

お知らせ
プリファレンス設定の[FADER BANK]>[SEL] LINK機能を使うと、フェーダーバンク切り替え時に各バンクのSEL (最後に選択したSEL)に自動的に切り替えできます(プリファレンス設定)。

外部ディスプレイにおける画面内SEL

「画面内SEL」は外部モニターの画面でも同様に、Bay R用の画面内SELとして機能します。これにより、Bay Rにおいても、外部ディスプレイとUSBマウスを使用すれば、Bay L/Bay Cと同様にチャンネルパラメーターの操作ができます。

SELのリンクについて

プリファレンス設定で、画面内SELとハードウェア[SEL]キーの連動、およびBay間の[SEL]キーの連動を設定できます。

ボタンの詳細についてはSURFACE SETTINGS1を参照してください。

  • SCREEN:Bay間の画面内SELの連動
  • LINK:画面内SELと[SEL]キーの連動
  • SEL KEYS:Bay間の[SEL]キーの連動