DYNAMICS画面

ダイナミクスのすべてのパラメーターを表示/変更できます。特定のチャンネルのダイナミクスを細かく設定したいときに便利です。

a

拡大縮小ボタン

画面を拡大縮小します。

b

Bankボタン

ダイナミクスのパラメーターの保存先のA/Bを切り替えます。

c

Typeボタン

ダイナミクスのタイプをLEGACY COMP、COMP260、GATE、DE-ESSER、EXPANDER、DUCKING、FET Limiter(インプットチャンネルのDYN2とアウトプットチャンネルのDYN1のみ)、Diode Bridge Comp(インプットチャンネルのDYN2とアウトプットチャンネルのDYN1のみ)に切り替えます。

d

Multi Ch Viewボタン

Multi Ch View画面が開きます。

e

ダイナミクス ON/OFFボタン

ダイナミクスのオン/オフを切り替えます。

f

Historyボタン

押すと、ダイナミクスグラフに過去10秒間の履歴が表示されます。

g

Key In Filter (ダイナミクスのタイプがDe-Esser、FET Limiter、Diode Bridge Compの場合は表示されません)

キーイン信号を通過させるフィルターに関する設定を行ないます。

  • フィルター選択ボタン
  • フィルターの種類をHPF、BPF、LPFの中から選びます。オンになっているボタンを押すと、フィルターが無効になります。
  • Q
  • フィルターのQの設定が表示されます。画面を押して選択すると上下、左右にスライドや[TOUCH AND TURN]ノブで値を変更できます。
  • FREQUENCY
  • フィルターのカットオフ周波数の設定が表示されます。画面を押して選択すると上下、左右にスライドや[TOUCH AND TURN]ノブで値を変更できます。

h

ダイナミクスグラフ

ダイナミクスの入出力特性が表示されます。

i

Mix Balance

入力信号とのバランスを調整します。

j

ダイナミクス入出力レベルメーター/GRメーター

ダイナミクス通過前と通過後のピークレベル、およびゲインリダクション量が表示されます。ステレオのチャンネルは、L/Rの両方のチャンネルのメーターが表示されます。

k

LIBRARYボタン

押すと、CH LIBRARY画面が表示されます。

l

COPYボタン

A/B切り替えボタンで選択しているバンクのダイナミクスの各パラメーターの設定値が、バッファーメモリーにコピーされます。

m

PASTEボタン

押すと、バッファーメモリーにコピーされている設定値が、現在選択しているバンクのダイナミクスにペーストされます。バッファーメモリーに有効なデータがコピーされていないときは、ペーストできません。

n

COMPAREボタン

押すと、バッファーメモリーに保管されている設定値と、現在で選択している設定値を、入れ替えて比較できます。バッファーメモリーに有効なデータが保管されていないときは、比較できません。

o

DEFAULTボタン

押すと、ダイナミクスの各パラメーターが初期設定値にリセットされます。

p

KEY IN CUEボタン

KEY IN SOURCEとして選んだ信号をキューモニターするボタンです。ほかの画面に移動したときはCUEが解除されます。

お知らせ

  • キューモードとしてMIX CUEモード([CUE]キーがオンのチャンネルをすべてミックスしてモニターするモード)が選ばれている場合でも、KEY IN CUEボタンをオンにすると、該当する信号のみが優先的にモニターされます。それまでオンになっていた[CUE]キーは、強制的に解除されます。

q

KEY IN SOURCE選択ボタン

ダイナミクスを起動させるキーイン信号を次の中から選びます。

  • Self ..............同じチャンネルの信号。
  • Other Pre DYN1 ...........他のチャンネルのプリDYN1の信号 (24チャンネルごとのグループから選択) (Input ChのDYN1のみ)
  • Other Pre Proc ..........他のチャンネルのプリProcの信号(24チャンネルごとのグループから選択) (Input ChのDYN 2のみ)
  • MX Out ...........MIXチャンネルの出力信号
  • EXT IN 1-4 ...........EXT IN 1-4として選択した信号

r

Typeボタン

ダイナミクスのタイプを次の中から選びます。

  • Legacy Comp .............. PM1DやPM5Dをはじめ、歴代のヤマハデジタルミキサーに搭載されている標準的なコンプレッサーです。
  • Comp 260 ...........ヤマハ独自のVCM (Virtual Circuitry Modeling)技術による、アナログテイストのコンプレッサーです。コンプレッションカーブ設定(Knee)はHard / Sofit-1 /Sofit-2 / Sofit-3 /Sofit-4 / Sofit-5 の6段階から選択可能です。アタック/リリースタイム設定は可変ですが、プリセット設定はモデリング元である機器の固定特性を再現しています。
  • Gate ..........スレッショルドレベル(Threshold)より小さい信号が入力された場合、出力を一定の値(Range)で小さくします。
  • De-Esser ...........ボーカルに含まれる歯擦音などの高域の子音成分のみを検出し、その帯域を圧縮する動作を行ないます。
  • Expander ........... スレッショルドレベル(Threshold)より小さい信号が入力された場合、一定の比率(Ratio)で出力レベルを小さくします。
  • Ducking ........... スレッショルドレベル(Threshold)より大きい信号が入力された場合、出力を一定の値(Range)で小さくします。Key In Sourceによって、BGMを小さくするようなときに使用すると効果的です。
  • FET Limiter ........... スタジオで標準的に使用されるFETコンプレッサー・リミッターのモデリングです。THRESHOLDが内部的に固定されているため、INPUTレベルを調整することによってコンプレッションのかかり具合を調整します。(インプットチャンネルのDYN2とアウトプットチャンネルのDYN1のみ)
  • Diode Bridge Comp ........... Diode Bridgeを使ったコンプレッサーのモデリングです。(インプットチャンネルのDYN2とアウトプットチャンネルのDYN1のみ)

s

ダイナミクスパラメーター設定

ダイナミクスのパラメーターの設定値が表示されます。スクリーンエンコーダーを使って調節できます。 パラメーターの種類は、現在選ばれているタイプに応じて異なります。