サブネット越しに機器をコントロールするための設定
17. サブネット越しに機器をコントロールするための設定
ProVisionaire Amp Editorと異なるサブネットの機器をコントロールする場合、、IPアドレスを使ってすべての機器を識別します。
そのため、ProVisionaire Amp Editorで配置した機器(これを仮想デバイスと呼びます)とネットワーク上の機器(これを実デバイスと呼びます)のIP設定が一致するように設定する必要があります。
仮想デバイスのIP設定を「Match Device by IP Address」ダイアログで、実デバイスのIP設定を「IP Address」ダイアログで行ないます。
IPアドレスは通信経路全体で唯一なものになるようにしてください。通信経路上に同じIPアドレスの機器があると、識別できないことがあります。
まず、「Match Device by IP Address」ダイアログで仮想デバイスにIPアドレスを設定します。
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「Project」シートに機器を配置する。
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ProVisionaire Amp Editorの[System]メニューの[Match Device by IP Address]をクリックする。
「Match Device by IP Address」ダイアログが開きます。
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「IP Address Range Finder」の[IP Address]テキストボックスに、異なるサブネットの代表的なIPアドレスを入力する。
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「IP Address Range Finder」の[Subnet Mask]リストボックスで、異なるサブネットのサブネットマスクを選択する。
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「IP Address Range Finder」の[Find Range]ボタンをクリックする。
「Range」欄に異なるサブネットのIPアドレスの範囲が表示され、[Default Gateway]テキストボックスにデフォルトゲートウェイのIPアドレス候補が表示されます。
デフォルトゲートウェイのIPアドレスが異なる場合は編集してください。 -
機器リストで異なるサブネットに所属する機器の□にチェックを入れる。
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[Apply IP Address]ボタンをクリックする。
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[OK]ボタンをクリックする。
実デバイスにIPアドレスを設定する方法として、実デバイスの操作で設定する方法と、「IP Address」ダイアログで実デバイスにIPアドレスを設定する方法があります。
ここでは「IP Address」ダイアログを使ってIPアドレスを設定する方法を説明します。
仮想デバイスとModel、Unit IDが一致する実デバイスに、仮想デバイスと同じIPアドレスの設定をします。
コンピューターのIPアドレスとサブネットマスクを「Match Device by IP Address」ダイアログの「IP Address Range Finder」で設定したサブネットの範囲内の値にしてください。
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実デバイスのIP SettingをPCシリーズは[Static IP]、XMVシリーズは[PC]にする。
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コンピューターを実デバイスのネットワークに接続する。
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オフラインのまま、ProVisionaire Amp Editorの[System]メニューの[IP Settings]をクリックする。
「Network Setup」ダイアログが表示された場合は、実デバイスと接続するネットワークを選択してください。 -
全実デバイスが「IP Settings」ダイアログに表示されたら、[Set IP Address] ボタンをクリックする。
「IP Address」ダイアログが開きます。 -
XMVシリーズの場合は、[Static IP]ラジオボタンを選択する。
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[Auto-Assign IP Addresses]ボタンをクリックする。
「Auto-Assign IP Addresses」ダイアログが開きます。 -
[Assign IP Addresses]ボタンをクリックする。
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「IP Address」ダイアログで[Apply to all the devices]ボタンをクリックする。
仮想デバイスのUnit IDとModelが一致する実デバイスに、IPアドレスやサブネットマスク、デフォルトゲートウェイを設定する準備をします。 -
[OK]ボタンをクリックする。
IPアドレスやサブネットマスク、デフォルトゲートウェイの設定が実デバイスに転送されます。
これで設定は終わりです。
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