はじめに
1. はじめに
1.1. 本製品について
XMSシリーズは、フレキシブルな出力電力を設定できるマルチチャンネルパワーアンプリファイアー(以降アンプ)で、パッシブスピーカーを駆動するのに使用します。
小規模施設から大規模施設まで、用途に応じた対応が可能な8モデルのラインナップです。
XMSシリーズのラインナップ
| スタンダードモデル | Danteモデル(-D) | 合計出力(8 Ω時) | チャンネル数 | サイズ |
|---|---|---|---|---|
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XMS24s8 |
XMS24s8-D |
2400 W |
8ch |
2U |
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XMS12s8 |
XMS12s8-D |
1200 W |
8ch |
2U |
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XMS12s4 |
XMS12s4-D |
1200 W |
4ch |
1U |
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XMS06s4 |
XMS06s4-D |
600 W |
4ch |
1U |
Danteモデルについて
XMS06s4-D XMS12s4-D XMS12s8-D XMS24s8-D(以降Danteモデル)は、アナログ入力のほかに、デジタルオーディオ信号を伝送するプロトコルとしてDanteを採用しています。Danteの詳細については、Audinate社のウェブサイト(英語)を参照してください。
https://www.audinate.com/
1.2. 特長
✔ Power Sharing機能で出力電力をフレキシブルに
1台で複数ゾーンのスピーカーを無駄なく駆動することができます。(Power Sharing機能)
✔ 小規模なスペースにも対応する1Uモデルを用意
4chモデルは1Uと小型化。小さいフレキシブルな部屋の使い方に対応。
✔ 設定から接続までをすべてアプリケーションソフトウェア「ProVisionaire Design」で対応
システム全体を一貫ワークフローで設計できるため、設置効率を高めることができます。また、スピーカー関連の設定を最適化し、信頼性の高いシステムを実現できます。
1.3. 同梱品
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パワーアンプリファイアー本体…1台
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電源コード…1本
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ユーロブロックプラグ3.5 mmピッチ3ピン(アナログINPUT用、REMOTE/FAULT OUTPUT用): 4chモデル…6個、8chモデル…10個
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ユーロブロックプラグ7.62 mmピッチ8ピン(SPEAKERS出力用): 4chモデル…1個、8chモデル…2個
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結束バンド:4chモデル…7本 / 8chモデル…11本
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フェライトコア…1個
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取扱説明書(保証書を含む)…1冊
ユーロブロックを紛失した場合は、修理ご相談センターまたはお買い上げの販売店にお問い合わせください。
1.4. 使用するソフトウェア
本製品は、用途や環境に合わせて本体を設定するため、以下のユーティリティーソフトウェアを利用できます。
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ProVisionaire Design |
シグナルプロセッサー、パワーアンプ、オーディオインターフェースなどの機器を統合的に設計するWindowsアプリケーションソフトウェアです。本製品の登録、オーディオパラメーターの設定・制御・ファームウェアのアップデートなどに使用します。 |
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ProVisionaire Control PLUS |
Windows PCやiPad、シグナルプロセッサーで動作するリモートコントローラーをデザインするためのWindowsアプリケーションソフトウェアです。 |
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ProVisionaire Kiosk |
ProVisionaire Control PLUSでデザインしたコントローラーファイルをロードして機器をコントロールすることに特化したWindowsまたはiPad/iPhoneアプリケーションソフトウェアです。 |
1.5. ファームウェアのアップデート
本製品は、操作性の向上や機能の追加、不具合の修正のために、本体のファームウェアをアップデートできる仕様になっています。本体のファームウェアを最新のバージョンにアップデートいただくことをおすすめします。
ファームウェアのアップデートは、ProVisionaire Designで行います。アップデートの方法は、ProVisionaire Designユーザーガイドを参照してください。ProVisionaire Designユーザーガイドと最新のファームウェアは、以下のウェブサイトのダウンロードページからダウンロードしてください。
https://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/
ファームウェアのバージョンは、フロントパネルのMENU画面やMAINTENANCE画面で確認することもできます。
VERSION
1.6. マニュアルについて
本製品のマニュアルは、ヤマハホームページからPDFファイルでダウンロードできます。
ヤマハダウンロードサイト
https://download.yamaha.com/
1.6.1. 本製品のマニュアル
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取扱説明書(同梱) |
本製品の取り扱いについて説明しています。 |
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リファレンスマニュアル(本書) |
本製品の接続方法や取り扱いについて説明しています。 |
1.6.2. 関連するマニュアル
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「ProVisionaire Design」の操作方法について説明しています。 |
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「ProVisionaire Control PLUS」の操作方法について説明しています。 |
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「ProVisionaire Kiosk」の操作方法について説明しています。 |
1.7. 本書の記載内容に関するお知らせ
本書に記載されている記号とその内容は以下のとおりです。
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死亡する可能性または重傷を負う可能性が想定される内容です。 |
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傷害を負う可能性が想定される内容です。 |
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故障、損傷や誤動作、データの損失の発生が想定される内容です。 |
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操作や運用に関連した情報です。参考にお読みください。 |
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本書に掲載されているイラストや画面は、すべて説明のためのものです。
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QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
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本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商標です。
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弊社では製品のソフトウェアを継続的に改善しています。最新のソフトウェアは、ヤマハウェブサイトからダウンロードできます。
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本書は、発行時点での最新仕様で説明しています。最新版は、ヤマハウェブサイトからダウンロードできます。
1.8. XMSシリーズの信号処理
XMSシリーズは、INPUT、USER、SPEAKER PROCESSORの3つのブロックで構成されています。INPUTでは経路設定をし、USER EQとUSER DELAYで音響調整を行います。SPEAKER PROCESSORでは、スピーカーに適した音響調整を行います。
それぞれの処理については、「 PROCESSING画面 」の各項目を参照してください。
1.9. パワーシェアリング
チャンネルごとにアンプ出力の配分を設定することができる機能です。
多チャンネルアンプでは接続されるスピーカーの違いにより、必要とされるパワーが異なり一部のチャンネルの出力に余剰が発生することがあります。
従来のように少チャンネルのパワーアンプを必要とされるパワーに合わせて、個別に組み合わせていくとパワーの余剰は少なくなりますが、アンプの台数が増え、アンプラックも大型化して、多くの場合でコストが上昇してしまいます。
パワーアンプの出力はアンプ部の設計(増幅素子の耐圧、電流容量、供給電圧など)の他、電源部の電力供給設計、内部で発生した熱を放散、排出する熱設計によっても制限されます。
XMS24s8/-D、XMS12s4/-Dは全てのチャンネルに1チャンネルあたりローインピーダンスモード時に最大600 W@8 Ω or 4 Ω、またはハイインピーダンスモードで最大300 W@70 V or 100 Vの出力が可能なアンプ部と4チャンネルごとに1200W分の電力を供給できる電源部と放熱の設計を行っています。
※XMS12s8/-D,XMS06s4/-Dはローインピーダンスモード時最大300 W@8 Ω or 4 Ω、ハイインピーダンスモード時は最大150 W@70 V or 100 V。
※長時間連続出力は1/8に収束します。
パワーシェアリング機能を使用することで、各チャンネルの出力の最大を上限に、4チャンネルごとの合計がXMS24s8/-D、XMS12s4/-Dでは1200 W、XMS12s8/-D、XMS06s4/-Dでは600 Wになるまで10 W単位で自由に配分することができるので余剰の少ないシステムを構築することが可能です。