FGDP-30ユーザーガイド

演奏する

パッドを指で叩くと、パッドに割り当てられている音が鳴ります。叩く強さに応じて、音の強弱も変わります。さらに押し込むことで発音が自然に消えます。

NOTE

パッドに割り当てられている音は変更できます。詳細はこちら

パッドに割り当てられている音や設定の配置は「メニュー59 Utility Pad Layout」で左右反転できます。

一定のテンポに合わせて演奏したい場合は、クリック音を鳴らせます。

本製品にオーディオ機器を接続することで、音楽に合わせた演奏ができます。詳細はこちら

音量を調節する

内蔵スピーカーから出力される音量と[PHONES/OUTPUT]端子から出力される音量は別々に設定します。[PHONES/OUTPUT]端子にケーブルが接続されていないときは内蔵スピーカーの音量を、接続されているときは[PHONES/OUTPUT]端子から出力される音量を、調節します。

を短く押すと音量が下がり、長く押している間は下がり続けます。

を短く押すと音量が上がり、長く押している間は上がり続けます。

を同時に押すと、音量が初期値に戻ります。

NOTE

音量の初期値は、音量と音質のバランスが良い状態に合わせています。

ではすべての音をまとめて上げ下げしますが、さまざまな音を個別に調節することもできます。詳細はこちら

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クリックを再生する/停止する

クリック音を鳴らして、テンポを確認しながら演奏します。

を押すたびにクリック音のオン/オフが切り替わります。

クリック音に合わせて、クリックインジケーターが点滅します。

点灯するインジケーターは、小節の最初の拍は、その他の拍はになります。

NOTE

クリック音の音量は「メニュー1 Mixer Click Volume」で調節します。

クリック音のリズムパターンは「 メニュー6 Click_Pattern」で調節します。

クリック音の1小節あたりの拍数は「メニュー7 Click_Beats」で調節します。

クリック音の音色は「メニュー8 Click_Voice」で調節します。

クリック音を止める小節数は「メニュー9 Click_Count_Off_Bar」で調節します。

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テンポを変更する

テンポ(=30 – 300)を変更します。テンポの値は、変更時に音声ガイドがアナウンスします。

を押すとテンポが遅くなり、長く押している間は遅くなり続けます。

を押すとテンポが速くなり、長く押している間は速くなり続けます。

を同時に押すと、テンポが初期値(=120)に戻ります。

を押しながらパッドのいずれかを3回以上叩くと、タップテンポ機能(Tap Tempo) により、パッドを叩いた間隔の平均時間でテンポが設定されます。

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キットを選ぶ(全パッド音を一括で変更する)

すべてのパッドに割り当てられた音をセットにしたものを、「キット」と呼びます。さまざまな音楽ジャンルに応じた「キット」が準備されていますので、好みのキットを選んで演奏をお楽しみください。

でキットを選びます。

を長く押し続けると、キットが連続して変化します。

を同時に押すと、キットが初期設定(No.1)に戻ります。

NOTE

選択中のキットにつき、音量やエフェクトなど様々な設定ができます。のメニュー1034をご活用ください。

各キットでの編集内容は電源をオフにしても維持されます。各キットの編集内容を初期化したいときは、「メニュー35 Kit Initialize」で初期化します。

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キットリスト

番号

キット名(音声)

説明

1

Maple

メイプルシェルのドラムセットを収録したキットです。温もりのあるサウンドと伸びやかなサスティンが特徴です。

2

EDM Red

エレクトロダンスミュージックの演奏に適したキットです。厳選されたキックとスネアを中心に即戦力となります。

3

Distortion Rock

ドラムセットのサウンドを全体的に歪ませたキットです。ロックでパンチのあるディストーションサウンドが特徴です。

4

House Rose

ハウスの演奏に適したキットです。無機質でタイトなサウンドが特徴です。

5

R&B

R&Bの演奏に適したキットです。歴史的なリズムマシンからのサンプルを中心に構成されています。

6

Dub step Sun

ダブステップの演奏に適したキットです。タムに特徴的なベースサウンドが配置されています。

7

Big Beat

ビッグビートの演奏に適したキットです、エフェクトの歪みを活かした過激なサウンドが特徴です。

8

Gate

80年代に流行したゲートリバーブサウンドを彷彿とさせるキットです。

9

Hip Hop Gold

ヒップホップの演奏に適したキットです。ドライなスネアとオールドスクールなキックが特徴です。

10

Modern Jazz

ジャズの演奏に適したキットです。4ビート演奏の自由度を高めるために、ライドシンバルのボウがC1C2に配置されています。

11

Oak

オークシェルのドラムセットを収録したキットです。重低音の力強さと中音域の豊かさが特徴です。

12

Birch

バーチシェルのドラムセットを収録したキットです。中低音のサステインと高音の鋭さが特徴です。

13

Beech

ビーチシェルのドラムセットを収録したキットです。粒立ちがはっきりとしたサウンドと硬くて深めの中音域が特徴です。

14

Garage Punk 

パンクの演奏に適したキットです。攻撃的でファットなサウンドが特徴です。

15

Vintage 70s 

70年代のロック黄金期を彷彿とさせる太くて暖かいビンテージサウンドが特徴です。

16

Funk

ファンクの演奏に適したキットです。タイトでドライなサウンドが特徴です。

17

Neo Soul

ネオソウルの演奏に適したキットです。演奏の要となるクラップとハイピッチでオープンなタムが特徴です。

18

Metal

ヘビーメタルの演奏に適したキットです。強いアタック感と粒立ちの良いキックが特徴です。

19

Phaser

"Birch"をベースに、フェイザーエフェクトを強めに掛けたキットです。

20

Digi Rock

エレクトロサウンドが融合した、ハイブリッドなロックの演奏に適したキットです。深いフランジャーエフェクトが特徴です。

21

Reggae

レゲエの演奏に適したキットです。ハイピッチなスネアとティンバレスが特徴です。

22

EDM Yellow

エレクトロダンスミュージックの演奏に適したキットです。スタジアムでの演奏を彷彿とさせるリバーブサウンドが特徴です。

23

EDM Green

エレクトロダンスミュージックの演奏に適したキットです。無機質でタイトなサウンドが特徴です。

24

House Mint

ハウスの演奏に適したキットです。迫力ある中低音のタムが特徴です。

25

Hip Hop Silver

ヒップホップの演奏に適したキットです。レイヤーされているスネアが特徴です。

26

Beat Box Pine

ビートボックスの演奏に適したキットです。全体的に中低音域に寄ったサウンドで迫力があります。

27

RX

伝統的なヤマハデジタルドラムマシン「RXシリーズ」のサウンドを収録したキットです。

28

T8

クラシックなアナログドラムマシンのサウンドを収録したキットです。80年代から現代まで幅広いジャンルで活用できます。

29

T9

クラシックなアナログドラムマシンのサウンドを収録したキットです。テクノやハウスの演奏に適しています。

30

Analog

クラシックなアナログドラムマシンのサウンドを収録したキットです。80年代のダンスミュージックの演奏に適しています。

31

Percussion Master

世界各地の様々な打楽器を集めたパーカッションキットです。セッションで即戦力となります。

32

Cuban

キューバ音楽の演奏に適したパーカッションキットです。ティンバレスが左右のパッドに配置されています。

33

Brazil

ブラジルの伝統的な打楽器を集めたパーカッションキットです。バトゥカーダの演奏に適しています。

34

Africa

アフリカの伝統的な打楽器を集めたパーカッションキットです。ジャンベの演奏を中心に配置されています。

35

Arabic

アラブの伝統的な打楽器を集めたパーカッションキットです。ダラブッカの演奏を中心に配置されています。

36

Indian Pop

インドの伝統的な打楽器とエレクトロサウンドを組み合わせたキットです。ボリウッドの演奏に適しています。

37

China

中国の伝統的な打楽器を集めたパーカッションキットです。パイグが左右のパッドに配置されています。

38

Japan

日本の伝統的な打楽器を集めたパーカッションキットです。C1C2には特徴的なサンプルが配置されています。

39

Orchestra

オーケストラで使用される様々な打楽器を集めたパーカッションキットです。ティンパニが左右のパッドに配置されています。

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チョーク設定を試してみる

Kit 1 Maple」を選んだ状態で、パッドH1, H2, H3 を叩いてみましょう。

メニュー59 Utility Pad Layout=Right」の場合

パッドH2(ハイハットオープンシンバル) を叩いたあとにパッドH1またはH3(ハイハットクローズシンバル)を叩くと、H2の音(ハイハットオープンシンバル)が自然に消えることが確認できます。このような奏法については、以下の設定により実現しています。

メニュー 19 Kit Pad Choke Group

H1, H2, H3がチョーク奏法のグループを形成するよう設定されています。ここでは3つとも「16」というグループに設定されています。

メニュー 20 Kit Pad Choke Mode

H1, H3が音を消す側(Send)に、H2が音を消される側(Receive)に設定されています。

特定のパッドの音を変更する(キットを編集する)

選んだキットに対して、たとえばキック(バスドラム)とスネアだけを別の音(ボイス)に変更したい場合、該当パッドの音(ボイス)を変更することができます。

1. で「メニュー23 Kit_Voice_Category」を選ぶ。

2. (ボイス)を変更したいパッドを叩く。

3. でボイスカテゴリーを選ぶ。

選ぶたびに、カテゴリーの先頭ボイスが試聴音(オーディション)として鳴り、該当ボイス番号が選択されます。ボイスカテゴリーリストはこちら

4. で「メニュー24 Kit Voice Number」を選ぶ。

5. でお好みの音(ボイス)を選ぶ。

選ぶたびに、該当ボイスが試聴音(オーディション)として鳴ります。ボイスリストはこちら

別のパッドの音を変えたいときは、上記の手順を繰り返します。

NOTE

変更した音(ボイス)を初期設定に戻したいときは、を同時に押します。

パッド音(ボイス)を変更したときに鳴る試聴音(オーディション)のベロシティーは「メニュー60 Utility Audition Velocity」で変更します。

各キットでの編集内容は電源をオフにしても維持されます。選択中のキットの編集内容を初期化したいときは、「メニュー35 Kit Initialize」で初期化します。

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ボイスカテゴリーリスト

番号

ボイスカテゴリー名(音声)

1

Acoustic Kick

2

Kick Electro

3

Snare Acoustic

4

Snare Electro

5

Tom Acoustic

6

Tom Electro

7

Hi-hat Acoustic

8

Hi-hat Electro

9

Cymbal Acoustic

10

Cymbal Electro

11

Percussion Acoustic

12

Percussion Electro

13

Clap

14

SE

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ボイスリスト

こちらをご参照ください。

パッドの演奏感を変更する(トリガー)

感覚に合う演奏感が得られるように、用意されている複数の設定の中からお好みの設定を選びます。本製品では、この設定を「トリガー」と呼びます。

トリガーを選択する

メニュー36 Trigger Select」でトリガーを選びます。

さらに細かく調整したい場合は

選択中のトリガーの演奏感をパッドごとに調整します。

1. 演奏感を変更したいパッドを叩く

2. メニュー40 Trigger A/D Gain」、「メニュー48 Trigger After Touch Priority」などを個別に変更する

NOTE

編集したトリガーは、電源をオフにしても記憶されます。選択中のトリガーの全パッドを初期化したいときは「メニュー53 Trigger Initialize」で初期化します。

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音楽に合わせて演奏する

外部機器の曲再生音を、本製品の内蔵スピーカーまたは本製品の[PHONES/OUTPUT端子]に接続したヘッドホンなどで聞けます。曲再生に合わせてパッド演奏を楽しみましょう。

携帯音楽プレーヤーの曲再生と合わせて演奏する

1. 携帯音楽プレーヤーと本製品の[AUX IN]端子を、オーディオケーブルで接続します。接続方法など詳細はこちら

2. 携帯音楽プレーヤーで曲を再生します。

NOTE

パッド演奏音など本製品のサウンドとの音量バランスをとりたい場合は、携帯音楽プレーヤーの音量を調節するか、本製品の「メニュー2 Mixer Aux In Audio Volume」で調節してください。

コンピューター/スマートデバイスの曲再生と合わせて演奏する

1. コンピューター/スマートデバイスと本製品の[USB TO HOST]端子を、USBケーブルで接続します。接続方法など詳細はこちら

2. コンピューター/スマートデバイスで曲を再生します。

NOTE

パッド演奏音など本製品のサウンドとの音量バランスをとりたい場合は、コンピューター/スマートデバイスの音量を調節するか、本製品の「 メニュー3 Mixer USB Audio Volume」で調節してください。

コンピューター/スマートデバイスのヘッドホン端子と本製品の[AUX IN]端子をオーディオケーブルで接続する方法もあります。

 メニュー57 Utility USB Audio Loopback=On」に設定してある状態でコンピューター/スマートデバイスと本製品をUSB接続すると、オーディオループバックを構成することになります。詳細はこちらをご参照ください。

ボタン機能を無効にする(パネルロック)

演奏中に関係ないボタンに触れても動作しないよう、パッド以外のボタン機能を一時的に無効(ロック状態)にします。

パッド、 は、ロック中も有効です。

ロックする:インジケーターが点灯するまでを長く押し続ける

ロック解除する:インジケーターが消灯するまでを長く押し続ける

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NOTE

パネルロックの状態でも、で電源をオフにすることはできます。

レジストレーションメモリー

選択中のキットやエフェクト設定、トリガー設定など、現在の設定をボタンに登録しておき、いつでもワンタッチで呼び出せます。これをレジストレーションメモリー機能と呼びます。

本製品には2つまで設定を登録できます。

登録する:音声ガイドのアナウンスがあるまでのどちらかを長く押し続けると、押したボタンに現在の設定が登録される

レジストレーションメモリーに設定が登録できる項目については、設定項目一覧をご覧ください。

呼び出す:のどちらかを短く押すと、登録されている設定が呼び出される

ご注意

ボタンを長く押し続けると、設定は呼び出されず、現在の設定が上書きで登録されます。

NOTE

最後に操作したレジストレーションメモリーを初期化したいときは、「 メニュー54 Registration Memory Initialize」で初期化します。

@  

レジストレーションメモリーに登録される設定

キット番号

テンポ

 メニュー15            ミキサー関連設定(音量調節)

 メニュー69            クリック関連設定

 メニュー1034       キット関連設定

 メニュー3653       トリガー番号(36)、トリガー関連設定(37-52)

 メニュー5562       ユーティリティー設定