5. パネル操作

5.1. 基本操作

menu home button

①メインノブ
カーソルの位置を移動したり、パラメーターの値を変えたりします。
変化幅の広いパラメーター値は回転の速度に応じて加速します。

② [ icon return ](バック)キー
押すたびに現在の階層から、1階層上に移動したり、1つ前に戻ったりします。

  1. メインノブを回して、項目を選択します。選択している項目が白黒反転します。
    右に▶がある場合は、さらに下に階層があります。

basic ope1
  1. メインノブを押して、選択を確定します。

basic ope2
  1. 手順1、2を繰り返して、目的のパラメーター編集画面まで移動します。

選択型パラメーターの編集
メインノブを回して選択します。メインノブを押して確定すると、値が更新されて音にも反映されます。

sentaku
  1. 選択型のパラメーターは、メインノブを押して、編集を確定します。
    [ icon return ](バック)キーを押すと、1つ前の画面に移動します。

連続型パラメーターの編集
メインノブを回してパラメーターの数値を編集します。リアルタイムで反映されます。

select para

5.2. HOME画面

電源スイッチをオンにすると、HOME画面が表示されます。
HOME画面中央(赤枠で囲った部分)は、基本機能ごとに重要なパラメーターを表示します。
反転したチャンネルは、操作対象として選ばれていることを表しています。

menu 21

① チャンネル

② メーター
UTILITY画面のHOME SCREENで選択した(入力または出力)の信号レベルをチャンネルごとに表示します。

③ ミュートインジケーター
ミュートしたときに表示します。表示される内容と状況は次のとおりです。

表示 状況

MUTE

チャンネルミュートがON

SOLO

該当するチャンネルがSOLO機能によってミュート中

PROT

該当するチャンネルが保護機能によってミュート中

SLP

AUTO SLEEPまたはCHANNEL SLEEPによるスリープ中

④ クリップインジケーター
信号がクリップしたときに表示します。

⑤ パネルロックマーク
パネルロックが有効のときに表示します。

⑥ Eマーク
プリセットをリコールしてからパラメーターを変更すると、E(Eマーク)を表示します。

⑦ チャンネルネーム
CHANNEL NAMEでつけた名前を表示します。

⑧ UNIT ID
DEVICE画面でつけたUNIT IDを表示します。

⑧ ボリューム
出力レベルを表示します。

BRIDGEモードのときは、ペアとなるチャンネルを合わせた状態で表示します。

bridge

5.2.1. 操作方法

HOME画面には以下の複数のページがあります。

● ページを切り替えるには
[∧][∨]キーを使ってページを切り替えます。

● MENU画面を表示するには
HOME画面で[HOME/MENU]キーを押します。

5.3. MATRIX/ROUTERページ

MATRIXとROUTERを経由して、各チャンネルにルーティングされている入力信号のリストを表示します。

home matrix router

① インプットソースリスト
アナログ入力はA1~A4、Dante入力はD1~D16で表示します。
チャンネル選択キーを使って操作対象のチャンネルを選択し、メインノブを押すと、 AMP PRESET画面 を表示します。

5.4. DEVICE MUTEページ

アンプ全体のミュートを設定、表示します。

home device mute

① ON/OFF
オンにすると、アンプ全体をミュートします。メインノブを押して、表示される画面でミュートを設定できます。

5.5. VOLUMEページ

ボリュームに関する情報を設定、表示します。

home volume

① ボリューム
ボリュームを設定、表示します。
チャンネル選択キーを使って操作対象のチャンネルを選択し、メインノブを回すと、ボリュームを変更できます。
複数チャンネルを選択すると、チャンネル間が連動(リンク)し、差分を保ちながらボリュームを変更できます。

5.6. USER EQページ

EQのON/OFFの状態を表示します。

user eq

① EQ
EQのON/OFFを表示します。
チャンネル選択キーを使って操作対象のチャンネルを選択し、メインノブを押すと、 USER EQ画面 を表示します。
複数チャンネルを選択すると、チャンネル間が連動(リンク)してEQを設定できます。

  1. チャンネル選択キーを使って、リンクを設定するチャンネルを選択し、メインノブを押します。
    EQのコピー元を選択する画面が表示されます。

copy eq
  1. メインノブを回して、コピー元のチャンネルを選択して、メインノブを押します。
    チャンネルリンクした状態のEQ設定画面が表示されます。

copy eq2

① チャンネル
リンクされているチャンネル名を表示します。4チャンネルともリンクしている場合は”ALL”と表示します。

note NOTE

  • EQ画面を離れると、リンクは解除されます。

5.7. USER DELAYページ

ディレイに関する情報を表示します。ディレイタイムは設定もできます。

home user delay

① DELAY
DELAYのON/OFFを表示します。

② DELAY TIME
ディレイタイムを設定、表示します。

チャンネル選択キーを使って操作対象のチャンネルを選択し、メインノブを回すと、ディレイタイムを変更できます。
チャンネル選択キーを使って操作対象のチャンネルを選択し、メインノブを押すと、 USER DELAY画面 を表示します。
複数チャンネルを選択すると、チャンネル間が連動(リンク)し、差分を保ちながらディレイタイムを変更できます。

5.8. SPEAKER PROCESSORページ

SPEAKER PROCESSORの設定状況を表示します。

home spp

① XOV
クロスオーバーのON/OFFを表示します。HPF/LPFの両方がTHRUの場合はOFF、それ以外の場合はONを表示します。

② EQ
EQのON/OFFを表示します。

③ LIM
リミッターのON/OFFを表示します。 Peak Limiter/RMS Limiterの両方がOFFの場合はOFF、それ以外の場合はONを表示します。
チャンネル選択キーを使って操作対象のチャンネルを選択し、メインノブを押すと、 SPEAKER PROCESSOR画面 を表示します。

5.9. SPEAKER PRESETページ

SPEAKER PROCESSORで選択されているスピーカーの情報を表示します。

home sp preset

① スピーカープリセット
リコールしたスピーカーのスピーカープリセット名を表示します。
チャンネル選択キーを使って操作対象のチャンネルを選択し、メインノブを押すと、 SP LIBRARY画面 を表示します。

5.10. AMP SETTINGSページ

アンプに関する基本設定の情報を表示します。

home amp setting

① SENS./GAIN
SENS./GAINで設定した入力感度またはゲインを表示します。

② MODE(PC-DIシリーズのみ)
接続するスピーカーのMODE(Lo-z、70V、100V)を表示します。

③ HPF (Hi-Z)(PC-DIシリーズのみ)
MODE(②)が70Vまたは100Vのときに、強制的にかけるHPF(ハイパスフィルター)のカットオフ周波数(40Hz、80Hz)を表示します。
チャンネル選択キーを使って操作対象のチャンネルを選択し、メインノブを押すと、 AMP SETTINGS画面 を表示します。

5.11. LOAD MONITORINGページ

LOAD MONITORINGで検出したインピーダンス情報を表示します(Lo-zのみ)。

home load monitor

① ON/OFF
スピーカーのインピーダンスの計測をする(ON)しない(OFF)を表示します。

② インピーダンス
測定したインピーダンスを表示します。
チャンネル選択キーを使って操作対象のチャンネルを選択し、メインノブを押すと、 LOAD MONITORING画面 を表示します。

機器の基本的な状態を設定します。

menu

5.12.1. 操作方法

MENU画面には以下の画面があります。

● MENU画面の上の階層に移動するには
[ icon return ](バック)キーを押します。

note NOTE

  • 表示している画面の階層は、画面上部に表示されます。

● HOME画面に戻るには
MENU画面で[HOME/MENU]キーを押すか、[ icon return ](バック)キーを何回か押すか、長押しします。

5.13. アラート画面

PC-D/DIシリーズに異常が発生すると、ディスプレイにアラートメッセージを表示します。
それぞれのアラートの詳細については、「メッセージリスト」を参照してください。

alert