10. UTILITY画面

本体の各種設定をします。

10.1. PANEL SETUP

ディスプレイの表示方式を設定します。

panel setup

① BRIGHTNESS
ディスプレイのバックライトの明るさを設定します。
1~10の10段階で設定できます。

② CONTRAST
ディスプレイのコントラストを設定します。
1~16の16段階で設定できます。使用環境に合わせて、ディスプレイを見やすく設定してください。数値を大きくしすぎると、正面から見にくくなります。

③ AUTO DIMMER (AUTO PANEL DIMMER)
暗くなるまでの時間を設定します。

④ DIMMER (DIMMER BRIGHTNESS)
暗くなったときのディスプレイのバックライトの輝度を%で指定します。

⑤ AUTO LOCK (AUTO PANEL LOCK)
ロックがかかるまでの時間を設定します。

⑥ LOCK MODE (PANEL LOCK MODE)
パネルロックの設定をします。

・PARTIAL: ディスプレイ表示に対する操作がロックされます。ボリュームとミュートの設定は可能です。
・ALL:パネルロックを解除する操作以外はできません。

⑦ ENABLE PIN (ENABLE PANEL UNLOCK PIN)
パネルロックに使用するPIN コードの有効/無効を設定します。

⑧ UNLOCK PIN (PANEL UNLOCK PIN)
パネルロックのPINコード(任意の4桁の数字)を設定します。
PINコードを設定すると、パネルロックを解除するときにPINコードの入力が必要になります。

note NOTE

10.2. PINコードを設定するには

  1. PINコード入力画面を開きます。
    MENU画面 → UTILITY → PANEL SETUP → UNLOCK PINを選択してください。
    PINコードの上1桁にカーソルがあります。

unlock pin
  1. 現在のPINコードを入力します。
    メインノブを回して数字を選択し、メインノブを押して確定する。
    確定すると、カーソルが右に移動します。

note NOTE

  • 工場出荷時のPINコードは0000です。

  1. 同じように操作して、4桁の数字を確定します。

unlock pin2

note NOTE

  • 設定の途中でPINコードの入力を修正する場合は、[ icon return ] (バック)キーを押し、メインノブで修正したい桁を選択してください。

  1. メインノブを押してOKを選択します。
    新しいPINコードを入力する画面が表示されます。

unlock pin3
  1. 新しいPINコードを入力し、メインノブを押してOKを選択します。
    PINコードが確定します。

new pincode3

10.3. パネルロックを解除するには

パネルロック中にパネル操作をすると、画面に以下のようなメッセージが表示されます。

panel locked

メインノブを回してOKを選択し、押して確定します。

10.4. HOME SCREEN

utility home screen

① METER
HOME画面に表示するメーターのポジションを設定します。
INPUT: ボリュームの直前。ボリュームを絞っていても入力信号が確認できます。
OUTPUT: スピーカー出力端子直前。実際にスピーカー出力端子から出力される信号を確認できます。

10.5. DEVICE INFOMATION

本製品の状態、固有の情報を表示します。

utility device info

① THERMAL PSU
電源部の温度を3段階表示します。表示が最大になった場合、リミッターがかかります。

② THERMAL AMP
アンプ部の温度を5段階で表示します。温度に応じてリミッターがかかります。

③ BATTERY
内蔵バッテリーの状態を3段階表示します。

note NOTE

  • バッテリーが消耗してくるとLOW またはNO と表示されます。その場合は、すぐにお買い上げの販売店またはクイックスタートガイド(別紙) の巻末に記載されているヤマハ修理ご相談センターにバックアップバッテリーの交換をご依頼ください。

④ RUN TIME
機器の総稼働時間を表示します。

⑤ VERSION
• FIRMWARE:ファームウェアのバージョンを表示します。
• Dante :Danteに関する3つのバージョンを表示します。
• SERIAL :製造番号を表示します。

10.6. CLOCK

utility clock

① DATE
内蔵時計の日付を表示、設定します。

② TIME
内蔵時計の時刻を表示、設定します。

note NOTE

  • ProVisionaire Designを使用して、コンピューターの時刻を本製品に設定することができます。詳しくはProVisionaire Designユーザーガイドをご参照ください。

10.7. INITIALIZE

アンプ内部のデータの初期化方法をディスプレイに表示します。

utility initialize

note NOTE

初期化方法については、 工場出荷時の設定に戻す(初期化) をご参照ください。

10.8. REBOOT

再起動が必要な設定を複数変更したとき、まとめて1回、再起動させるときに利用します。
画面に以下のようなメッセージが表示されます。

utility reboot

・再起動するとき:メインノブを回して、YESを選択し、押して確定してください。
・キャンセルするとき:メインノブを回して、NOを選択し、押して確定してください。

10.9. LOG

本製品で生じたアラートやインフォメーション情報を確認できます。システムログデータは、トラブルや故障の解析に役立ちます。

note NOTE

  • 内部メモリーに保存できるログデータは約800件になります。それらを超えた場合、古いログから順に削除されて新しいログデータが保存されます。

utility log

① LOG LIST
内部に記録された動作ログ全体を表示します。
ログはイベントが発生した順番で表示します。
時間情報の表示は、「YYMMDD HH:MM:SS►NN」の形式になります。この場合、YY年MM月DD日 HH時間MM分SS秒にNNのイベントが発生したことを示します。

utility loglist

メインノブを回してイベントを選択し、メインノブを押して確定すると、DETAIL VIEW画面が表示されます。
メッセージ詳細については、 メッセージ一覧 をご参照ください。

utility loglist2

note NOTE

  • この画面表示中にメインノブを回すと、前後のログ情報に切り替わります。

② LOG CLEAR
メンテナンス時など、ログデータの表示をクリアしたいときは、下記の確認画面でYESを選択すると、ログをクリアします。
内部メモリーに保存されたログデータは保持されます。

utility log clear cm