PROCESSING画面
8. PROCESSING画面
8.1. INPUT ALIGNMENT
入力チャンネル間のレベルや遅延の差を補正します。
① DANTE INPUT TRIM
指定したDante入力チャンネルのゲインを0.1dB単位で微調整します。
② DANTE INPUT DELAY
指定したDante入力チャンネルのディレイ0.01ms単位で微調整します。
③ ANALOG INPUT TRIM
指定したアナログ入力チャンネルのゲインを0.1dB単位で微調整します。
④ ANALOG INPUT DELAY
指定したアナログ入力チャンネルのディレイ0.01ms単位で微調整します。
8.2. INPUT
Dante入力(1-16)、アナログ入力端子からの入力レベルを設定します。
① ON/OFF
チャンネルのオン/オフを設定します。
② LEVEL
入力レベルを設定します。
③ POLARITY
「NORMAL」を選ぶと正相になり、「INVERTED」を選ぶと反転します。
8.3. MATRIX
マトリクスのレベルやオン/オフを設定します。
● MIXER
① ON/OFF
入力チャンネルからマトリクスへ送りのオン/オフを設定します。
② LEVEL
入力チャンネルからマトリクスへの送り量を設定します。
● OUTPUT
マトリクスの出力のレベルやオン/オフを設定します。
① ON/OFF
チャンネルのオン/オフを設定します。
② LEVEL
マトリクスの出力レベルを設定します。
8.5. USER EQ/DELAY
8.5.1. USER EQ
16 Band PEQの各パラメーターを編集します。
① ON/OFF
16 Band EQのオン/オフを設定します。オフのときは、EQ特性の表示が輪郭だけになります。
② FLAT
すべてのバンドのゲインを0dBに設定します。
③ バンド1-16
パラメーターを表示するバンドを選択します。選択したバンドでメインノブを押すと、カーソルがパラメーター表示に移動します。
④ パラメーター表示
各バンドのパラメーターを表示します。パラメーター名にカーソルを合わせてメインノブを押すと、パラメーター値の設定ができます。[
] (バック)キーを押すと、カーソルがパラメーター名に戻ります。もう一度[
] (バック)キーを押すと、バンド選択に戻ります。
8.5.2. USER DELAY
スピーカー間の距離を補正するディレイタイムを設定します。
① ON/OFF
ディレイのオン/オフを設定します。
② TIME [ms]
ディレイタイム(遅延時間)をミリ秒単位で設定します。
③ DISTANCE
ディレイタイムを距離(メートル単位とフィート単位)で表示します。
NOTE
-
3つのディレイタイムの表示は連動して変化します。
8.6. SPEAKER PROCESSOR
8.6.1. SP LIBRARY
接続するスピーカーに最適な設定をリコールできます。
8.6.2. スピーカープリセットをリコールする
-
チャンネル選択キーを押して、リコール先のチャンネルを選択します。
-
スピーカーのシリーズを選択します。
NOTE
-
スピーカーを選択すると、フィルターやスピーカーのインピーダンスとリミッターのしきい値が自動で設定されます。接続するスピーカーが選択肢にない場合は「GENERIC」を選択してください。
-
SPP>SERIES画面で選択したスピーカーシリーズから、接続するスピーカーモデルを選択します。
-
スピーカーの使用用途に応じたプリセットを選択します。
リコールを確認する画面が表示されます。
・リコールするとき:メインノブを回して、OKを選択し、押して確定してください。
・キャンセルするとき:メインノブを回して、CANCELを選択し、押して確定してください。
8.6.4. X-OVER
信号にハイパスフィルターとローパスフィルターをかけて、特定の周波数帯域のみを通過させます。
① HPF TYPE
ハイパスフィルターのオクターブあたりの減衰幅とフィルタータイプを選択します。[Thru]を選択するとフィルターはかかりません。
② HPF FREQ
ハイパススフィルターのカットオフ周波数を設定します。
③ HPF Gc
TypeにAdjGc を選択したときに、カットオフ周波数のゲインを設定します
④ LPF TYPE
ローパスフィルターのオクターブあたりの減衰幅とフィルタータイプを選択します。「THRU」を選択した場合は、フィルターはかかりません。
⑤ LPF FREQ
ローパスフィルターのカットオフ周波数を設定します。
⑥ LPF Gc
TYPEにAdjGc を選択したときに、カットオフ周波数のゲインを設定します。
AdjGc (Adjustable Gain Control)
Gc( カットオフ周波数におけるゲイン) を‒ 6 ~ +6dB の間で調整します。また、‒ 3dB にするとButterwoth フィルター、‒ 6dB にするとLinkwitz-Riley フィルターになります。選択するとGc のノブが表示されます。
But (Butterwortth)
最も一般的な特性です。通過域は平坦で、カットオフ周波数におけるゲインは‒ 3dB です。
Bessl (Bessel)
位相特性を重視した曲線で、減衰はButterworth よりゆるやかですが、方形波を通過させた場合に波形の乱れがありません。
L-R (Linkwitz-Riley)
フィルターの次数は2 の累乗で、LPF とHPF の出力を電圧合成したとき、全周波数帯域でゲインが0dB になるような特性です。通過域は平坦ですが、カットオフ周波数におけるゲインは‒ 6dB です。
⑦ POLARITY
極性を選択します。INVERTEDを選択すると、HOME画面にΦが表示されます。
8.6.5. DELAY
スピーカープロセッサーにあるスピーカーディレイのディレイタイムを設定します。
① ON/OFF
ディレイのオン/オフを設定します。
② TIME [ms]
ディレイタイムをミリ秒単位で設定します。
③ DISTANCE
ディレイタイムをTIMEに連動して距離(メートル単位とフィート単位)で表示します。
8.6.6. EQ
スピーカープロセッサーにある16Band PEQの各パラメーターを編集します。
① チャンネル表示
EQの対象チャンネルを表示します。表示するチャンネルはパネルのチャンネル選択キーで選択します。
② ON/OFF
16 Band PEQのオン/オフを設定します。オフのときは、EQ特性の表示が輪郭だけになります。
③ FLAT
すべてのバンドのゲインを0 dBに設定します。
④ バンド1~16
パラメーターを表示するバンドを選択します。選択したバンドでメインノブを押すと、カーソルがパラメーター表示に移動します。
⑤ パラメーター表示
各バンドのパラメーターを表示します。パラメーター名にカーソルを合わせてメインノブを押すと、パラメーター値の設定ができます。[
] (バック)キーを押すとパラメーター名にカーソルが戻ります。さらに[
] バックキーを押すと、バンドにカーソルが戻ります。
8.6.8. PEAK LIMITER
① ON/OFF
ピークリミッターのオン/ オフを設定します。
② THRESHOLD
ピークリミッターがかかるしきい値を出力パワー(W)で設定します。連動して電圧(V)も表示します。
③ ATTACK
ピークリミッターの立ち上がりの速さをmsec単位で設定します。
④ RELEASE
ピークリミッターのリリースの速さをmsec 単位で設定します。
⑤ IMPEDANCE (Ω/UNIT)
接続するスピーカーのインピーダンスを4.0Ω~36.0Ωで設定します。連動して電圧(V)も自動的に設定されます。
複数のスピーカーを並列に接続する場合も、1台あたりのインピーダンスで設定します。
8.6.9. RMS LIMITER
① ON/OFF
RMSリミッターのオン/ オフを設定します。
② THRESHOLD
RMSリミッターがかかるしきい値を出力パワー(W)で設定します。連動して電圧(V)も表示します。
③ ATTACK
RMSリミッターの立ち上がりの速さをsec単位で設定します。
④ RELEASE
RMSリミッターのリリースの速さをsec 単位で設定します。
⑤ IMPEDANCE (Ω/UNIT)
接続するスピーカーのインピーダンスを4.0Ω~36.0Ωで設定します。連動して電圧(V)も自動的に設定されます。
複数のスピーカーを並列に接続する場合も、1台あたりのインピーダンスで設定します。