FGDP-50ユーザーガイド

[MENU] ファイル管理

本製品に保存されたデータは、USBフラッシュメモリーのルートディレクトリーにファイルとして保存したり、保存したファイルから製品本体に読み込んだりできます。

NOTE

本製品では、USBフラッシュメモリーのルートディレクトリーにあるファイルのみ認識できます。

ファイル管理の対象データ

本製品で扱うファイルには以下の種類があり、対象データを1つのファイルとしてUSBフラッシュメモリーのルートディレクトリーに保存します。

対象データ(表示)

説明

All

バックアップ対象の全設定

OneKit

任意のユーザーキット

AllKit

すべてのユーザーキット(U01U50)

OneTrigger

任意のユーザートリガー

AllTrigger

すべてのユーザートリガー(U01U50)

OneRegist

One Registration Memory Bank の省略表記

任意のユーザーレジストレーションメモリーバンク

AllRegist

All Registration Memory Banks の省略表記

すべてのユーザーレジストレーションメモリーバンク(U01U50)

OneSample

One User Sample の省略表記

USBフラッシュメモリーのルートディレクトリーにある任意のオーディオファイル(WAVまたはAIFF)、および製品本体上のユーザーサンプル用メモリーにある任意のユーザーサンプル

AllSample

All User Samples の省略表記

USBフラッシュメモリーのルートディレクトリーにある全オーディオファイル(WAVまたはAIFF)、および製品本体上のユーザーサンプル用メモリーにある全ユーザーサンプル(001100)

@  

ファイル管理機能

機能(表示)

説明

Save

製品本体のデータを、USBフラッシュメモリーのルートディレクトリーに、ファイルとして保存する(セーブする)機能です。操作手順はこちら。対象データとしてユーザーサンプル (OneSampleまたはAllSample) を選択した場合は表示されません。

NOTE

データとして「OneKit」を保存する場合、保存するユーザーキットで設定されているユーザーサンプルも一緒に保存されます。データとして「AllKit」を保存する場合、全ユーザーサンプル(001100)も空の番号含め一緒に保存されます。

Load

USBフラッシュメモリーのルートディレクトリーにあるファイルから、データを製品本体に読み込みます。操作手順はこちら。対象データとしてユーザーサンプル (OneSampleまたはAllSample) を選択した場合のみ、操作手順はこちら

NOTE

OneKit」のファイルをロードする場合、ロードするユーザーキットで設定されているユーザーサンプルも一緒にロードされます。「AllKit」のファイルをロードする場合、全ユーザーサンプル(001100)も空の番号含め一緒にロードされます。

OneKit」のファイルをロードすると、製品本体上のユーザーサンプル用メモリーの容量不足などが原因でユーザーサンプルのロードに失敗することがあります。その場合、ロードに失敗したユーザーサンプルが設定されているパッドのボイスはカテゴリー=017、ナンバー=001に設定されます。

Rename

USBフラッシュメモリーのルートディレクトリーにあるファイルの名称を編集します。操作手順はこちら

Delete

USBフラッシュメモリーのルートディレクトリーにあるファイルを削除します。操作手順はこちら

DeleteIntMem

Delete Internal Memoryの省略表記です。

製品本体上のユーザーサンプル用メモリーに取り込んだユーザーサンプルを削除する機能です。対象データとしてユーザーサンプル (OneSampleまたはAllSample) を選択した場合のみ画面に表示される機能です。操作手順はこちら

@  

本製品が認識できるファイル数

USBフラッシュメモリーのルートディレクトリーにあるファイル群のうち、本製品が認識できるのは、各拡張子につき最大500ファイルまでです。このファイル数を超えると、ディスプレイ上に「USB Device List Full」と表示されるので、新しいUSBフラッシュメモリーを使用するか、不要なファイルを消去またはUSBフラッシュメモリーのルートディレクトリー以外の場所に移動してください。

NOTE

本機能の操作を進めていく途中で、操作をキャンセルしたくなった場合は[EXIT]ボタンを押してください。

USBフラッシュメモリーに保存する(セーブする)

All」で始まるデータを保存する

1. [MENU]File画面で[ENTER]ボタンを押し、データ選択画面に移動します。

2. [<][>]ボタンでデータを選択します。

ここでは「All」で始まるデータとして、「All」「AllKit」「AllTrigger」「AllRegist」のいずれかを選択するものとします。

3. [ENTER]ボタンを押すと、保存画面が表示されます。

4. 再度[ENTER]ボタンを押すと、ファイル名の編集画面になり、データ表示の左端にカーソルが表示されます。

5. 必要に応じて、保存時のファイル名を編集します。

[<][>]ボタンでカーソルを移動させ、[+][-]ボタンでカーソル位置の文字を選択します。この作業を繰り返すことでファイル名を仕上げます。詳細はこちら

6. ファイル名の編集終了後に[ENTER]ボタンを押すと、セーブ(保存)実行前の確認画面になります。

7. 再度[ENTER]ボタンを押すと、セーブ(保存)が実行されます。

USBフラッシュメモリーのルートディレクトリーに同じ名称のファイルがあれば、上書きしてもよいかの確認メッセージ「Overwrite?」が表示されます。問題なければ再度[ENTER]ボタンを押し、セーブを実行します。

Complete」が表示されたら、セーブ(保存)は終了です。

One」で始まるデータを保存する

1. [MENU]File画面で[ENTER]ボタンを押し、データ選択画面に移動します。

2. [<][>]ボタンでデータを選択します。

ここでは「One」で始まるデータとして、「OneKit」「OneTrigger」「OneRegist」のいずれかを選択するものとします。

3. [ENTER]ボタンを押すと、保存画面が表示されます。

4. [+][-]ボタンで、保存したいデータの番号を選択します。

5. [ENTER]ボタンを押すと、ファイル名の編集画面になり、ファイル名の左端にカーソルが表示されます。

6. 保存時のファイル名を編集します。

[<][>]ボタンでカーソルを移動させ、[+][-]ボタンでカーソル位置の文字を選択します。この作業を繰り返すことでファイル名を仕上げます。詳細はこちら

7. [ENTER]ボタンを押すと、確認メッセージが表示されます。

8. 再度[ENTER]ボタンを押すと、セーブ(保存)が実行されます。

USBフラッシュメモリーのルートディレクトリーに同じ名称のファイルがあれば、上書きしてもよいかの確認メッセージ「Overwrite?」が表示されます。問題なければ再度[ENTER]ボタンを押し、セーブを実行します。

Complete」が表示されたら、セーブ(保存)は終了です。

USBフラッシュメモリーから読み込む(ロードする)

製品本体からUSBフラッシュメモリーのルートディレクトリーに保存した(セーブした)ファイルを、製品本体に読み込む(ロードする) 操作を説明します。

NOTE

ここの説明での対象データは、キット、トリガー、レジストレーションメモリーバンクです。対象データとしてユーザーサンプル(OneSample」または「AllSample) を選択した場合の操作手順はこちら

All」で始まるデータを読み込む

1. [MENU]File画面で[ENTER]ボタンを押し、データ選択画面に移動します。

2. [<][>]ボタンでデータを選択します。

ここでは「All」で始まるデータとして、「All」「AllKit」「AllTrigger」「AllRegist」のいずれかを選択するものとします。

3. [ENTER]ボタンで「Save」が表示されたら、[<][>]ボタンで「Load」を選択します。

ロードの対象となるファイルがUSBフラッシュメモリーのルートディレクトリーに保存されていない場合は「No File」が表示されます。

4. [+][-]ボタンで、ロードしたいファイルを選択します。

5. [ENTER]ボタンを押すと、ロード実行の確認画面になります。

6. 再度[ENTER]ボタンを押すと、ロードが実行されます。

Completed」が表示されたらロードは終了です。

One」で始まるデータを読み込む

1. [MENU]File画面で[ENTER]ボタンを押し、データ選択画面に移動します。

2. [<][>]ボタンでデータを選択します。

ここでは「One」で始まるデータとして、「OneKit」「OneTrigger」「OneRegist」のいずれかを選択するものとします。

3. [ENTER]ボタンで「Save」が表示されたら、[<][>]ボタンで「Load」を選択します。

ロードの対象となるファイルがUSBフラッシュメモリーのルートディレクトリーに保存されていない場合は「No File」が表示されます。

4. [+][-]ボタンで、ロードしたいファイルを選択します。

5. [ENTER]ボタンで「Load to」が表示されたら、[+][-]ボタンでロード先のユーザーデータの番号(U01-U50)を選択します。

6.  [ENTER]ボタンを押すと、ロード実行の確認画面になります。

7. 再度[ENTER]ボタンを押すと、ロードが実行されます。

Completed」が表示されたらロードは終了です。

ファイル名を編集する(リネームする)

1. [MENU]File画面で[ENTER]ボタンを押し、データ選択画面に移動します。

2. [<][>]ボタンでデータを選択します。

3. [ENTER]ボタンで「Save」が表示されたら、[<][>]ボタンで「Rename」を選択します。

リネームの対象となるファイルがUSBフラッシュメモリーのルートディレクトリーに保存されていない場合は「No File」が表示されます。

4. [+][-]ボタンでリネームしたいファイルを選択します。

5. [ENTER]ボタンを押すと、ファイル名編集画面になり、ファイル名の左端にカーソル(次図の矢印)が表示されます。

6. ファイル名を編集します。

[<][>]ボタンでカーソル(次図の矢印)を移動させ、[+][-]ボタンでカーソル位置の文字を選択します。この作業を繰り返すことで名称を仕上げます。詳細はこちら

7. [ENTER]ボタンを押すとリネーム実行の確認画面になります。

8. 再度[ENTER]ボタンを押すとリネームが実行されます。

USBフラッシュメモリーのルートディレクトリーに同じ名称のファイルがあれば、上書きしてもよいかの確認メッセージ「Overwrite?」が表示されます。問題なければ再度[ENTER]ボタンを押し、リネームを実行します。

Completed」が表示されたらロードは終了です。

ファイルを削除する(デリートする)

1. [MENU]File画面で[ENTER]ボタンを押し、データ選択画面に移動します。

2. [<][>]ボタンでデータを選択します。

3. [ENTER]ボタンで「Save」が表示されたら、[<][>]ボタンで「Delete」を選択します。

デリートの対象となるファイルがUSBフラッシュメモリーのルートディレクトリーに保存されていない場合は「No File」が表示されます。

4. [+][-]ボタンでデリートしたいファイルを選択します。

5. [ENTER]ボタンを押すと、デリート実行の確認画面になります。

6. 再度[ENTER]ボタンを押して、デリートを実行します。

Completed」が表示されたら、デリートは終了です。

製品本体上のユーザーサンプルを削除する

USBフラッシュメモリーではなく製品本体上のユーザーサンプル用メモリーに取り込まれたユーザーサンプル(ボイスカテゴリー017001100)を削除します。

すべてのユーザーサンプルを削除する

1. [MENU]File画面で[ENTER]ボタンを押し、データ選択画面に移動します。

2. [<][>]ボタンで、「AllSample」を選択します。

3. [ENTER]ボタンを押して「Load」が表示されたら、[<][>]ボタンで「DeleteIntMem」を選択します。

4. [ENTER]ボタンを押すと、デリート実行の確認メッセージが表示されます。

5. 再度[ENTER]ボタンを押すと、デリートが実行されます。

Completed」が表示されたら、デリートは終了です。

任意のユーザーサンプルを削除する

1. [MENU]File画面で[ENTER]ボタンを押し、データ選択画面に移動します。

2. [<][>]ボタンで、「OneSample」を選択します。

3. [ENTER]ボタンを押して「Load」が表示されたら、[<][>]ボタンで「DeleteIntMem」を選択します。

4. [+][-]ボタンで、削除(デリート)したいユーザーサンプルを選択します。

5. [ENTER]ボタンを押すと、デリート実行の確認メッセージが表示されます。

6. 再度[ENTER]ボタンを押すと、デリートが実行されます。

Completed」が表示されたら、デリートは終了です。

ファイルのその他の機能

[MENU]File[ENTER]で表示されるデータ選択の階層の、最後の2項目はメモリー関連機能があります。

項目(表示)

説明

USBMemFormat

USB Memory Format の省略表記です。

USBフラッシュメモリーは、[USB TO DEVICE]端子に接続しても、そのままでは使用できない場合があります。その場合は、この画面で[ENTER]ボタンを押して、USBフラッシュメモリーを初期化(フォーマット)します。

ご注意

フォーマットすると、USBフラッシュメモリーに保存されているすべてのファイルやディレクトリー (フォルダー )は削除されます。必要なデータが入っていないことを確認したうえでフォーマットしてください。

NOTE

[USB TO DEVICE]端子にフォーマットされたUSBフラッシュメモリーを接続している場合は、この画面の2行めに、メモリー使用状況 (使われている容量/全容量) が表示されます。

IntMemOptimiz

Internal Memory Optimize の省略表記です。

製品本体上のユーザーサンプル用メモリー領域を最適化(オプティマイズ)します。最適化とは、メモリー領域を整理し直すことで、メモリーの有効活用領域を拡大する作業のことです。メモリーを最適化することで、連続したメモリーの空き容量が増える場合があります。この画面で[ENTER]ボタンを押して、オプティマイズを実行します。

NOTE

この画面の2行めに、ユーザーサンプル用メモリーの使用状況 (使われている容量/全容量) が表示されます。

@