資料
ベロシティーカーブ/アフタータッチカーブ
パッドを操作したときの強さを数値に変換する際の対応カーブです。横軸が操作したときの強さ(叩いたときの強さ、または押し込んだときの強さ) で、縦軸が対応する数値(ベロシティーまたはアフタータッチ) です。本製品では、ノートオン時のベロシティーとアフタータッチとでカーブが同じに設計されており、25種類の中から選ぶことができます。カーブは、トリガーの設定項目として以下の画面で選択できます。
• ベロシティーカーブとして選択する場合:[MENU]→Trigger→Note→VelCurve
• アフタータッチカーブとして選択する場合:[MENU]→Trigger→AfterTouch→ATCurve
設定値 | ベロシティーカーブ/ アフタータッチカーブ |
Loud2 Loud1 Normal Hard1 Hard2 | |
Fix1 Fix2 Fix3 Fix4 Fix5 | |
Spline11 Spline12 Spline13 Spline14 Spline15 | |
Spline21 Spline22 Spline23 Spline24 Spline25 | |
Offset1 Offset2 Offset3 Offset4 Offset5 |
パッドへの機能設定
パッドのノートオン/アフタータッチには、音を鳴らして演奏する以外の機能を割り当てることができます。設定は各キットに対して行いますが、セッションクリエイターモードではさらにRGBスクエアパッドのA1とA8に、全キット/全セッション共通の設定として割り当てることができます。
パッドを叩いたとき(ノートオン時)の機能設定
[KIT]→PadEdit→NoteFunc、または[SESS]→PadSetting→NoteFuncの表示で、[ENTER]ボタンを押したあと、[<][>]ボタンで以下の表示に移動し、値を設定します。設定内容はいずれもバックアップ対象項目になりますが、キットモードでの設定はユーザーキットとして保存することもできます。
項目(表示) | 設定範囲/説明および初期値 | ||||||||||||||
Function | 指定パッドを叩いたときの機能として、発音以外の機能を割り当てます。[+][-]ボタンで以下の中から割り当てたい機能を選択します。 設定範囲
初期設定 • キットモード:各キットによる • セッションクリエイターモード:A1=DrumMute、A8=DrumSolo | ||||||||||||||
Threshold | 「Function」で選択した機能が動作するために必要な、パッドを叩く強さのしきい値を1–127の範囲で設定します。値を大きく設定するほど、パッドを強く叩く必要があります。 初期設定 • キットモード:各キットによる • セッションクリエイターモード:5 | ||||||||||||||
Setting | 「Function」で「PartOnOff」または「ControlChange」を選択したときの設定を行います。説明は「Function」の該当箇所をご覧ください。 初期設定 • キットモード:各キットによる • セッションクリエイターモード:設定なし |
@
パッドを押し込んだとき(アフタータッチ時)の機能設定
[KIT]→PadEdit→ATFunc、または[SESS]→PadSetting→ATFuncの表示で[ENTER]ボタンを押したあと、[<][>]ボタンで以下の表示に移動し、値を設定します。設定内容はいずれもバックアップ対象項目になりますが、キットモードではユーザーキットとして保存することもできます。
項目(表示) | 設定範囲(表示および説明) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
Function | 指定パッドのアフタータッチにどのような機能を連動させるかを設定します。[+][-]ボタンで以下のいずれかから選択します。 設定範囲
*「Setting」画面での設定が必要です。 初期設定 • キットモード:各キットによる • セッションクリエイターモード:A1、A8いずれも NoAssign | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
Threshold | 「Function」で設定した機能が動作するために必要な、パッドを押し込む強さのしきい値を1–127の範囲で設定します。値を大きく設定するほど、パッドを強く押し込む必要があります。 初期設定 • キットモード:各キットによる • セッションクリエイターモード:40 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
Gain | 「Function」で「Volume」―「SessRetrigger」(押し込む強さによって効果の大きさが変わる機能)を設定した場合、効果の大きさを本設定値との掛け算で設定します。設定範囲は、1/16, 1/8, 1/4, 1/2, 1, 2, 4, 8, 16 で、値が大きくなるほど、効果は大きくなります。 初期設定 • キットモード:各キットによる • セッションクリエイターモード:1 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
Setting | 「Function」で「Volume」–「VarSend」、「Tempo」、「ControlChange」のいずれかを選択したときの設定を行います。 「Function」で「Volume」–「VarSend」を選んだ場合 指定パッドを押し込んでいる間に、各項目の効果をどのように適用させるかを、以下の各パート別に設定します。
@ 「Function」で「Tempo」を選んだ場合 指定パッドを押し込んでいる間に、シーケンサーのテンポをダウンする(Down)かアップする(Up)かを設定します。 「Function」で「ControlChange」を選んだ場合 指定パッドを押し込んでいる間に出力される、MIDIコントロールチェンジメッセージの番号を選択します。値は押し込んだときのアフタータッチ値が使用されます。MIDIチャンネルについては、[MENU]→Triggerで設定します。 初期設定 • キットモード:各キットによる • セッションクリエイターモード:設定なし |
コンテンツリスト
本製品に搭載されているコンテンツは以下のとおりです。リンク設定されているものは本ユーザーガイド内に掲載されています。
• キットリスト
• ボイスリスト
• エフェクトタイプリスト(リバーブ、コーラス、バリエーション)
• セッションリスト
• トリガーリスト
ボイスリストについてのみ、以下のウェブサイトから入手してください。以下のウェブサイトを開いたあと、「モデル名から検索」テキストボックスにモデル名「FGDP」などと入力し、検索を実行してください。
ヤマハダウンロード https://download.yamaha.com/jp/
ブロックダイアグラム
MIDI
MIDI(ミディ)は演奏情報をやりとりするための規格です。「MIDI規格に対応している楽器」(以降、MIDI機器)同士をケーブルで接続すると、あるMIDI機器の演奏を接続先の別のMIDI機器で鳴らせます。
演奏データ(MIDIメッセージ)の送受信
MIDI機器と本製品を付属のUSB ケーブルで接続することで、MIDI機器と本製品の間でMIDIメッセージの送受信ができます。本製品から送信されたパッド演奏のMIDIメッセージがMIDI機器内の音源を鳴らしたり、MIDI機器から送信されたMIDIメッセージが本製品の音源を鳴らしたりできます。
NOTE
本製品では、トリガーを選択することでMIDIに関する設定を呼び出せます。トリガーの選択方法はこちらを、トリガーリストはこちらをご参照ください。またトリガーを選択後は、以下の各項目でMIDIに関する設定をさらに変更できます。
- MIDI関連設定
- ノート関連設定
MIDI資料
本モデルのMIDI資料として、以下3点があります。
• MIDIインプリメンテーションチャート
• MIDIチャンネルメッセージ
• MIDIシステムエクスクルーシブメッセージ
MIDI資料については、以下のウェブサイトから入手してください。以下のウェブサイトを開いたあと、「モデル名から検索」テキストボックスにモデル名「FGDP」などと入力し、検索を実行してください。
ヤマハダウンロード https://download.yamaha.com/jp/