22. パワードスピーカー VXL1-16P

22.1. 概要

PoE給電によるDanteパワードスピーカーです。

22.2. 「Project」シート

機器を配置するときに、下記のSettings画面が表示されます。

project vxl settings
  • Number of Devices
    シートに配置するVXL1-16Pの台数を選択します。

  • Unit ID Starting From
    機器のUnit IDをどの番号から開始するかを選択できます。

機器本体のディップスイッチを ”RESERVED”に設定すると、「Project」シートの「Network」エリア>Unit IDボタンから機器のUNIT IDを101-115(16進数:65 ~ 73)以外の値に設定できます。
  • Device Name
    デバイス名を表示、編集できます。

22.3. 機器シートの画面構成

VXL1-16Pの機器シートを開くと、機器シートと「Bird’s Eyeビュー」が表示されます。
機器シート上のコンポーネントをダブルクリックすると、コンポーネントエディターが開きます。

vxl1 16p sheet

Bird’s Eye ビュー
シートの全景を表示します。

22.4. コンポーネントエディター

機器シート上のコンポーネントをダブルクリックすると、コンポーネントエディターが開きます。
ここではVXL1-16Pのコンポーネントエディターと、コンポーネントと関連するダイアログやウィンドウについて説明します。その他のコンポーネントの詳細は 「ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド」 を参照ください。

component vxl1 16p 1
番号 コンポーネント名 内容 リンク

Dante In

[Dante]端子から入力された2チャンネルの音声信号のレベルを表示し、ゲインを調整します。

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Compressor

ダイナミックレンジを圧縮するコンプレッサーを調整します。

「ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド」

Enhancer

エンハンサーの有効/無効を設定します。スピーカーから出力されない低域や高域の基音以外の音を混ぜることで、あたかも低域や高域が出ているかのように聴かせる処理です。

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Fader

入力チャンネルの信号レベルを調整します。

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3 Band EQ

入力チャンネルの3バンドのイコライザーを調整します。

「ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド」

Oscillator

接続したスピーカーの動作や会場の音響特性をチェックするために、サイン波を出力します。

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Noise Gate

ノイズゲートを設定します。

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Ducker w/NG

ダッカーを設定します。

「ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド」

Matrix

入力チャンネルおよびオシレーター出力を出力チャンネルに割り当てます。

「ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド」

10 Band EQ

出力チャンネルの10バンドEQを調整します。

「ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド」

Delay

出力チャンネルのディレイを設定します。

「ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド」

Main Fader

出力レベルを調整します。

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Analog Out

アナログ出力信号をアンプ部に出力します。

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